かながわ情熱アスリート
Presented byかながわCATV情熱プロジェクト×神奈川新聞
『 夏の高校野球100回記念 ご当地ヒーロー 』

"神奈川の未来のトップアスリートたち"に密着するスポーツドキュメンタリー番組。
県内の健常者、障がい者スポーツで活躍する地元アスリートを取材し、
取り組む競技、スポーツと向き合う姿勢、そして応援する仲間たちを紹介します。

番組では、5~7月の3ヶ月に渡り、今年100回を迎える夏の高校野球を盛り上げるべく、
特別版「高校野球ご当地ヒーロー」をお送りします。

神奈川新聞社との共催企画の一つとして、
神奈川大会の歴史の中で輝きを放った選手を共同取材し、番組と新聞紙面でご紹介していきます。




【 神奈川新聞100Kとは? 】
100回を迎える夏の神奈川大会に向けて、神奈川新聞では「K100」と題して100回連載を掲載中。
全国屈指のレベルを誇る県高校野球の歴史を総ざらいします。

神奈川新聞100K




【 今月の放送内容 】
1985年夏、公立の快進撃「山北旋風」で県大会を賑わせた、
山北高校の当時の主将・木村壽宏さんと、4番・小松善雄さん。
当時の想いと今の夢について語ります。
また、1999年夏、公立で準優勝に輝いた桜丘高校のメンバーにも迫ります。
ともに、マスターズ甲子園神奈川大会に出場し、夢の舞台・甲子園を目指します!

 写真提供:神奈川新聞社
<1999年7月28日 準決勝 桜丘-桐光 @横浜スタジアム>





【 神奈川新聞 運動部記者による取材記事をご紹介! 】
打倒私学を追い続け、巻き起こした「山北旋風」小さな町を熱狂させた主役2人にインタビュー


山北旋風
山北高校 1985年に初の4強入りを果たした当時の4番:小松善雄さん(左)、主将:木村壽宏さん(右)

■「山の子」が目指した甲子園
1985年夏の神奈川大会で県立ながら4強入りを果たした「山北旋風」は、くじ運や勢いによるものではなかった。
当時の主将・木村さんは臆せず言う。
「それだけの努力はしましたからね」
指揮を執るのは、法政二で夏の神奈川5連覇を果たした当時のメンバーだった並木健男監督。
頂点を知る指揮官は山北野球部の創部と同時に就任し、ナインを鍛え上げた。
「休みは年に数日。練習量は強豪私学に負けていなかった」。
4番打者の小松さんは猛練習に明け暮れた日々を懐かしく振り返る。
ハイライトは法政二との五回戦だった。
山北は2点を追う八回に、小松さんの同点2点打などで一気に逆転し、優勝候補を破った。
本紙は「〝山の子ナイン〟の快進撃」とはやし立てた。

■ 最高の青春と終わらぬ夢
迎えた準決勝。
山北は藤嶺藤沢に4-6と惜敗した。
2度のスクイズ失敗など、いまひとつの内容に今も「たられば」はやまない。
一方で、東海大相模や桐蔭学園など並みいる強豪の上に立つ結果に、選手には爽快感の方が強かった。
「当時戦った他校の選手と話す機会があると、俺たちはこう言います。勝った方が強いんだよって」。
木村さんの口調は少年そのものだ。
その後も山北は2度4強に進んだ。
きっかけを作ったのが「85年世代」であることは間違いない。
山あいの小さな町を熱狂させたご当地ヒーローたちは今、
OBによる大会「マスターズ甲子園」に毎年出場し、かなわなかった夢を追っている。
「あと一歩で行けなかった場所ですからね」と小松さん。
第二の青春だと笑う。

山北-法政二 写真提供:神奈川新聞社
山北旋風/1985年夏の神奈川大会で山北が準決勝に進出。木村壽宏さんは当時の3番で主将、小松善雄さんは4番打者だった。