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オールジャンルの番組を月間200本以上チェックしている、テレビ大好きスタッフやすこが、オリジナル目線で今月のおすすめ番組を解説します。
今回のテーマは「挑戦」です。
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1969年5月13日、東大駒場キャンパスの900番教室で行われた、圧倒的な知と知の闘いが甦る。
昨年3月に劇場公開された本作品。当時の貴重な映像が、強烈に我々に問題を投げ掛けます!
その日、三島由紀夫は学生からのオファーにより警護も付けずに900番教室に現れます。
1,000名を超す学生が待ち受ける教室には、「三島をやり込めてやろう」「どんな展開になるか見物してやろう」と、思想的に相反する東大全共闘と三島由紀夫の間には開始前からただならぬ雰囲気が漂います。三島由紀夫は祖国防衛の志の下「楯の会」を率いていましたが、「先生に何かあっては」と楯の会のメンバーが数名会場に紛れていました。
いつ刺し違えてもおかしくない言葉の応酬、今では考えられない量のタバコの消費……。
学生の中には単に知識を言葉にしただけで、難解な質問をわざと挑戦的に投げかけているような場面もあります。20歳前後の若者の態度に、並みの大人であれば「世の中を知らない学生が分かったような事を言ってやがる」「生意気な奴だ」と言葉や表情に出してもおかしくないのですが、全くそのような事はなく、それどころか学生と対等に向き合い、彼らに敬意すら払う三島由紀夫の姿には驚かされます。
「他人とは何だ」「天皇とはいったい何か」……質問に対する三島由紀夫の思想、哲学、一貫性は学生の数段上に感じますが、注目は東大一の論客と称された芥正彦さんとの対峙です。当時を振り返るインタビューでの、70歳を超えて尖っている姿、そして芥さんにしか理解できない三島を語るシーンは見ごたえ充分です。(芥さんは討論会で、自身の赤ちゃんを抱きながら三島と対峙しますが、その間まったく泣かない赤ちゃんにも別の意味で驚かされますのでご注目を!)
以下は討論の後半の三島由紀夫の言葉です。
「言葉は言葉を呼んで翼をもってこの部屋の中を飛び回ったんです。
この言霊がどんな風に残るのかは知りませんけれども、
この言葉を、この言霊をわたくしはここに残して去って行くんで、問題提起に過ぎない。
わたくしは諸君の熱情は信じます。これだけは信じます。
他のものは一切信じないとしても、これだけは信じるという事を分かって頂きたい」
熱く会場を沸かせて会場を去る三島由紀夫。
映像の持つ圧倒的な迫力をぜひ体感してください。
1968年、川端康成がノーベル文学賞に輝いた翌日、鎌倉の川端邸で行われた鼎談。日本人初の栄誉を、川端を敬愛する三島由紀夫と文芸評論家の伊藤整が祝い、程なく亡くなる三者が顔を揃える機会を捉えた貴重な一本。
若松孝二監督が1970年11月25日に自決するまでの三島と楯の会の若者たちの姿を描いた作品。
「ジロ・デ・イタリア」がJ SPORTSに帰ってきます!!!
開催期間は5月8日(土)~30日(日)。
今年はイタリア統一160周年、ピエモンテ州の古都トリノからスタート!
第15ステージにスロベニア、第20ステージにスイスを通りますが、各ステージのスタートとゴールはイタリア国内、コロナ対策が伺えるコース設定となっています。
サイクリングの魅力のひとつは、その土地の雰囲気を十分に堪能出来る事。
第5ステージ、モデナといえばフェラーリ!
第7ステージはアドリア海沿いを長く走り、
第11ステージ ゴールのモンタルチーノはワインであまりにも有名(休養日の前なら沢山飲めるのに……)、
第16ステージは大会最高峰2,239メートルの心臓破りの超山岳ステージ!
最終21ステージのミラノはドゥオーモ広場で歓喜のゴール!
全3450.4kmの熱き戦いをJ SPORTS 4にて全ステージ生中継でお届けします。
テレビを愛する、テレビウォッチャーやすこ厳選の番組たち、いかがでしたか?
今回は新しいシーズンにぴったりな
色々なことにチャレンジする作品を揃えました。
その他の番組も盛りだくさん!
興味を持たれた方は、まずはご相談くださいね。
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※番組内容は2021年4月28日時点の情報です。