能登半島地震支援活動(2024年2月13日~15日)
2月13日から15日まで支援活動のため能登半島に行ってきました。訪問したのは主に志賀町です。志賀町は石川県輪島市の南側にある地域ですが、北部と南部で被害の状況がとても違っていました。北部の輪島市に近いところは倒壊しているお家も多いのですが、南部の方は意外とそこまで倒壊しているお家は多くありませんでした。
今回、私は南部にある志賀中学校を中心に伺い、志賀中学校のふれあい授業への参加と、避難所に支援物資を届けるという、主にこの2つの支援活動をしてきました。
支援物資として、「ソナエルRadio」のスポンサーでありますFDK様からLFDの懐中電灯180本と、単一、単二、単三、単四サイズのアルカリ乾電池を各90本ずつご提供いただき、番組の衣装提供をいただいているハスコ・エンタープライズ様より、アウトドアウェアをダンボール特大1箱分、男女、子供サイズから大人サイズまで揃えてご提供いただきました。
志賀中学校のふれあい授業は危機管理アドバイザーの国崎信江さんが主催していて、被災地域の学校でトップアスリートや芸能人の方、有識者の方などと子供たちがふれあう授業です。2月中旬から開催していて、そのタイミングで私も授業のお手伝いに行かせていただきました。
私は、中学2年生の立志式に立ち会わせていただき、中学1年生の授業を一コマ担当させていただきました。私が担当した授業に関して、防災の話を中心に進めたかったのですが、災害が発生してまだ1ヶ月半ということで、詳しい話をするというよりもこの時間を楽しんで元気になってもらいたいと考え、FDK様から提供いただいた単三乾電池をプレゼントして、「ソナエルRadio」で紹介している乾電池の豆知識をクイズ形式にして乾電池の備えについてのお話を中心に行いました。
普段の備えについて、そして何よりも今回の能登半島地震の経験を語り継いでいくことの大切さをお話しして、志賀町の好きなところをみんなで共有し合うワークショップなども行い、復興に向けて少し背中を押せるような内容で楽しく学んでもらえたかなと思っています。
ふれあい授業への参加
2月13日はふれあい授業は、俳優の田中陽悦さんが心の授業をされました。私もお手伝いさせていただきましたが、「声を出して演技のグループワークを通じて開放と活力を得る」というプログラムでした。参加した生徒の皆さんは、初めはぎこちない感じでしたが、だんだん声を出して体を動かしていくうちに、演技の時間には役になりきって楽しんでいて、笑いが絶えない時間になりました。
翌日の14日は、プロサッカー選手としてJリーグで16年間活躍されていた、ツエーゲン金沢の元クラブキャプテンの廣井友信さんによるサッカー授業が行われました。まずは体の周りでボールを回してボールワークをして、その後はチーム対抗でドリブルをしたり、最後はミニサッカーゲームをして子供たちは大盛り上がりでした。
さらに今回は、中学2年生の立志式があり、プレゼンターとして立ち会わせていただきました。中学2年生が未来への手紙をタイムカプセルに投函し、サプライズプレゼントとしてFDK様のLEDライトと乾電池のセットを贈らせていただきました。FDK様からお預かりしたメッセージを読み上げ、代表の生徒の方にお渡しすると、とても喜んでいただきました。
LEDライトと乾電池のセットは、志賀町の教育委員会にも提供させていただき、別の中学校の立志式でもプレゼントをされるとのことでした。1月1日の能登半島地震の経験をした上で、未来へ手紙を書くということで、中学生の皆さんにもいろんな思いがあると思います。学校は通常通りに戻っていても、中には現在も避難所から学校に通っている方もいて、それぞれの生活環境の変化で抱えているものがある中で迎える立志式に立ち会いプレゼントを贈ることができて、とてもいい時間を過ごすことができたなと思っています。