■7/2(土)・3(日)・9(土)・10(日)・16(土)・17(日)・23(土)・24(日)・30(土)・31(日)放送


65歳からのアートライフ
特別企画「いつまでも学生王子」part3


台本・構成・演出:大島 尚志
編曲・指揮:青木雅也  
ピアノ:末松茂敏、吉田幸央  
訳詞(学生王子):善積俊夫
音楽指導:酒井沃子、岡崎實俊、中村博邦、善積俊夫
出演者(68歳から90歳までの41名、平均年齢:75歳)


元となる作品は、ロンバーグ作曲『学生王子』(1924年ニューヨーク初演)。
この作品は、新ジャンルの演劇として、20世紀にアメリカで開花する事となる
〈ミュージカル〉と、ヨーロッパ・スタイルのオペレッタとの架け橋的な役割を
なした名曲。その物語はいずれは国王となる小国の王子カール・フランツは、
彼の教育係エンゲル博士から聞かされた、青春の街ハイデルベルクへ強い
憧れを抱きます。カールは、王子の身分を隠し、ハイデルベルクでの学生
生活を謳歌します。やがて、娘ケティと成就することのない恋に落ちます。
二人の甘くも切ない恋の行方を軸に、学生たちの青春物語が展開して行きます。

《第三幕 シーン1》
父である国王は、カール王子が戻るのを待つように他界されました。
カール新国王の戴冠式が華やかに執り行われます。「祝いの歌を歌う人たち」が、
情熱・真心・勇気を歌い祝いに華を添えます。
遠く日本からは、可憐な6人の大和撫子「花を歌う人たち」が、歌による花々を携え、
お祝いに駆けつけます。しかし、カールには、一つだけ気がかりなことがありました。
それは、「必ず戻る!」と約束をしたケティのことです。
いても立ってもいられないカールは、ケティに真実を伝えるため、ハイデルベルクへと向かったのです。

《第三幕 シーン2》
友情とは温かいものです。ハイデルベルクの人々は、カールを笑顔で迎えます。
「歓迎の歌を歌う人たち」が、次々と再会の喜びを歌い上げます。
カールは、ケティに自らの秘密を告白し、許しを乞います。
ケティは、「カールの愛情に嘘はなかった!」と告げます。
最後は、皆で歌の力に感謝し、「いつまでも学生王子」素晴らしき青春の日々を
「会場の皆さんの迷惑を省みることもなく」高らかに歌い上げるのでした。


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