環境学習スペシャル「燃料電池車」がやってくる!

現在大田区では、2015年11月に区の公用車に導入した燃料電池車(トヨタ「MIRAI」)と、
東京ガス株式会社がエネルギー環境教育をセットにした環境学習出前授業を、区立小・中学校を対象に実施しています。

今回は12月17日(木)に東調布第三小学校、12月18日(金)に大森第六中学校で授業が行われました。

まず東調布第三小学校では、東京ガス株式会社の武川氏から地球温暖化やエネルギーの説明を受けたあと、
小型の燃料電池にオルゴールをつなぎ、水素ボンベを1プッシュ。すると、教室内にはオルゴールの音色とこどもたちの歓声が響き渡りました。
また、燃料電池車の実物には「水素タンクはどこにはいっているの?」との質問や、「ドライブにいってみたい!」という感想も飛び出していたそうです。

東調布第三小学校 授業の様子

東調布第三小学校 授業の様子



続いて、ユネスコスクールの加盟校である大森第六中学校では、3年生128名が2グループに分かれ、燃料電池を題材に「持続可能な社会づくり」の授業が実施されました。
エネルギーを考えるうえで、3つのキーワード「多様性・効率・変換」に焦点を当て、現在利用されている発電・省エネの技術や歴史について環境・社会・経済の視点から説明がありました。
「燃料電池車と電気自動車はどちらが良いか?」という質問には、どちらも更なる発展の余地があるため、ひとつの技術や製品に固執するのではなく、いろいろな選択肢を用意することが重要ではないかと問題提起する内容で授業が締めくくられました。

大森第六中学校 授業の様子

大森第六中学校 授業の様子



大田区では、燃料電池車が環境にやさしいまちづくりのシンボルとして、区内を走行するとともに、
環境学習や環境イベント会場などで実際に区民の皆様に触れてほしいと考えているとのことです。