『次大夫掘公園民家園』で鍛冶の初打ち! ~新しい一年の作業の安全を願って

江戸時代の古民家を移築復元し公開している世田谷区立『次大夫掘公園民家園』で、1月9日(土)、新しい一年の作業の安全を願い、ボランティア団体「鍛冶の会」による鍛冶の初打ちが行われました。

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この日は鍛冶の仕事になくてはならない「火伏せの神」を祀っている神棚に、今年一年の安全を祈りながら、松炭を使って火床(ほど)に火を熾し、鉄を赤く熱して槌で鍛え、鎌や剣、鉤を打ち、供えました。

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一連の作業を見守っていた男性は、「昔は、この辺りでも鍛冶屋さんがあった。鉄をたたく槌の音を聞いて、子どもの頃を思い出した。懐かしいものです。」と、日常生活では目にすることができなくなった昔ながらの習わしにを懐かしんでいました。また、この日は「鏡開き・蔵開き」も行われ、新年初めて開ける土蔵や神棚などに、割った鏡餅を入れた汁粉を供えました。