新鮮野菜を無駄にしません!農家と福祉施設がコラボレーション

■収穫した野菜を手にみんなでポーズ!!


普段から30種を超える野菜を生産している平川農園(大田区下丸子・「東京都エコ100認定野菜」(化学合成農薬・化学肥料不使用)を生産する農家)では、契約生産で販売していますが、生産余剰のものができた場合は廃棄しており、こうした農作物を有効活用できないかと大田区に相談をしていました。

一方で、大田区役所1階にあるカフェ「コスモ」を運営する社会福祉法人 大田幸陽会は、新鮮で安全・安心な地元食材をサラダなどに利用したいと考えていて、大田区が両者をマッチングしたところ、まずは、大田幸陽会利用者に平川農園での農作物の収穫とカフェでの即売体験をしてもらうこととなりました。

かぶを収穫する様子 (2)
■かぶを収穫する様子
人参を収穫する様子 (2)
■人参を収穫する様子
水菜を収穫する様子
■水菜を収穫する様子

2月19日、施設利用者5人が参加し、にんじん117Kg、かぶ100株、水菜15袋の収穫を行いました。
収穫した野菜は、カフェ「コスモ」やはすぬま地区のコミュニティースペースなどで販売され、売れ行きは好評だったということです。

即売の様子
■即売の様子

収獲に参加した青木基裕さんは、「ちょっと難しい所もあるけどみんなでやっているので楽しい。」と次々に収獲を行っていました。
平川農園の平川幸志郎さんは、「大田区は都市農業の場所。単なる生産の場ではなく、多面的な機能を持っていると思うので、こうした機会に手で足で土を感じて都会の農業の醍醐味を味わってもらいたい。」と、野菜の新しい活用方法への期待を語ってくれました。