東日本大震災復興支援コンサート開催

■目黒区立中目黒小学校合唱団が登場!美しい歌声がホールいっぱいに響きました


めぐろパーシモンホール小ホールで「東日本大震災復興支援コンサート」が3月3日に開催されました。
東日本大震災の発生から月日が流れても震災を風化させることなく、目黒区友好都市である宮城県気仙沼市の音楽家と目黒区の音楽家によるコンサートを通じて、被災地の復興を支援していくことを目的に開催されています。一昨年から引き続きの開催で今年で3回目の開催となります。

今回、宮城県気仙沼市の市民吹奏楽団や気仙沼市出身の音楽家等が出演し、チケットは前売りで完売するほど人気コンサートとなりました。

第1部では、気仙沼市民吹奏楽団と目黒吹奏楽団(※昨年コンサート時のヤマハ目黒吹奏楽団より改名し、目黒吹奏楽団として引き続き参加)の混成楽団による演奏がおこなわれ、気仙沼市民吹奏楽団からは9人の団員が参加しました。1曲目は、ベルギーの鉄道工場吹奏楽団創立50周年を記念して1995年に作曲された「アルセナール」が披露され、復興の先の未来に向けた力強い音色と混成楽団とは思えない息の合った演奏に、来場者からは大きな拍手が送られました。

img01
■気仙沼市民吹奏楽団と目黒吹奏楽団による混成楽団の演奏の様子
img02
■力強い音色と息の合った演奏に大きな拍手が送られました

そのほか、宮城県仙台市出身の岩井俊二氏作詞で震災復興曲として世界で愛される「花は咲く」が演奏されたほか、「トランペット吹きの休日」や「ディズニー・ファンティリュージョン!」等、子どもから大人まで楽しめる選曲が披露されました。

第2部では、気仙沼市出身のシンガーソングライター畠山美由紀氏によるコンサートがおこなわれ、ミュージカル映画オズの魔法使でおなじみの「オーバー・ザ・レインボー」やオリジナルソング「風の栞」、「わが美しき故郷よ」等が披露されました。

第2部の終わりには、目黒区立中目黒小学校合唱団が登場し、中島みゆきの「糸」や福島県南相馬市立小高中学校平成24年度卒業生等によって作詞された「群青」等が披露されました。美しい歌声がホールいっぱいに響くと、来場者の中には目に涙を浮かべながら熱心に聞き入る人も見られました。

img06
■宮城県気仙沼市物産展の様子

その他、めぐろパーシモンホール小ホールホワイエでは、同時開催イベントとして、宮城県気仙沼市の特産品が集合した物産展と被災当時の様子を記録した写真展が催され、コンサート来場者のみならず多くの人で賑わっていました。このコンサートのチケット収入の一部は被災地に寄付されるということです。