国内初!!「ヘサキリクガメ」の繁殖に成功!!

横浜市西区にある野毛山動物園で、絶滅危惧種「ヘサキリクガメ」の繁殖に日本で初めて成功しました!
「ヘサキリクガメ」は、マダガスカル島北西部に生息し、現在、100~400頭が生息するのみの、世界でもっとも絶滅が危惧されているリクガメの一種。のどの下の甲羅の喉甲板が船のヘサキのように伸びていることから、その特徴が名前の由来になっています。

ヘサキ子ガメ

「ヘサキリクガメ」は、世界的に飼育をしている動物園が少なく、そのため飼育方法には不明な点が多いため、飼育下での繁殖は世界的にもあまり例がありません。

○DSC_0006 (2)
■5年にわたり、『ヘサキリクガメ』の飼育繁殖に取り組んできた爬虫類担当の飼育職員

2月28日に孵化した個体は、飼育職員によって温度や湿度の環境を整えるなどの工夫を行い、細心の注意を払って飼育がされています。
最初のステップとなるエサの採食が確認されたことから、3月12日(土)より一般公開される予定となっています。(変更になる可能性あり。)
また、現在、孵卵器には、ほかに8個の卵が入っていて、こちらも温度や湿度の管理をしつつ孵化するのを待っている状態です。
ヘサキ孵化
■孵化の瞬間

今後も野毛山動物園では、動物園の役割である「種の保存」に積極的に取り組んでいくということです。

 

野毛山動物園
9:30~16:30(入園は16:00まで)
横浜市西区老松町63-10
℡045-231-1307
入園料:無料
休館日:毎週月曜日