梅雨入りの集中豪雨に備え、実践的訓練が行われました

大田区の多摩川丸子橋緑地で、5月22日、台風や集中豪雨の時季に備え、風水害の予防と被害の軽減を図ることを目的に、消防署や消防団と連携して、大規模水害を想定した訓練が行われました。
訓練は、「台風X号の接近に伴って雨脚が強まり、5月22日6時、東京地方に大雨洪水警報が発令。7時、台風X号はさらに勢力を増し、区は水防二次態勢、東京消防庁は水防第二非常配備態勢を発令し警戒強化。区内は豪雨による住宅、ビル地下室への浸水危険、河川堤防の越水危険が迫っている」と想定され行われました。

積土のう1
積土のう2

訓練には、消防署や消防団のほか、区民、ボランティア、協力団体など約450人が参加し、土のう、水のうなどを使った越水防止訓練やゲリラ豪雨による都市型水害に対応するための区民による家屋浸水防止の訓練などが行われ、参加した区民は、土のう、水のう作り体験や作成した水のうと、レジャーシート、プランターなどを組み合わせて家屋浸水を防ぐ方法等を学んでいました。

連結水のう

松原忠義大田区長は、「本日は多くの方々、団体により大変意義のある訓練をすることができた。区として安心・安全を備えた防災対策を今後も心がけていきたい。」と話し、佐藤田園調布消防署長は「実際の自然災害には正しい知識、多くの情報を把握する事が大切。日頃の訓練や、今できる準備(対策)をしっかりしてもらいたい。」、五十嵐田園調布消防団長は「訓練に成功は無い。重ねて行っていく事が大事。災害時には自助も重要になってくる。多くの人達が訓練に参加し、得た経験や知識をいろんな場面で生かしてもらいたい。消防団も消防署や地域の方々の協力をもらいながら、共に力を合わせて活動をしていきたい。」と今回の合同水防訓練の手ごたえと今後の課題について話していました。

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◆この「大田区 合同水防訓練」の様子を、下記番組内でご紹介します。

地モトTVおかえり!TOKYO
6月2日(木)
午前7:00~、午後7:00~、午後10:00~

是非ご覧ください!