目黒区でジャガイモ掘り~今年もたくさん採れました!~

6月25日、目黒区八雲五丁目の農園で、たくさんの親子連れが参加し、収穫時期を迎えたじゃがいもの収穫が行われました。

このイベントは、農地を都市における貴重なオープンスペースとして保全していくことの重要性を、収穫体験を通じて近隣住民や区民に考えてもらう機会として、区内農業者の所有する農地(区内3カ所、世田谷区2カ所)で行われています。

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家族で参加できる健康的なレクリエーションということで人気の事業となっており、毎年多くの応募が寄せられています。自分たちで収穫したじゃがいもは、収穫量に応じた金額で購入することになっています(5株800円)。

参加した子どもたちは、農家の方や親に掘り方を教わりながら、スコップや素手で懸命に土を掘り起こし、土の中からゴロゴロとつながって出てくるじゃがいもに「見て見て!大きなじゃがいもが取れたよ!」と大歓声をあげ、普段、触れることの少ない、畑の土を恐る恐るかき分けていた子どもも、どんどん土の中から出てくるじゃがいもに「たくさん取れるので楽しい!」と笑顔を見せていました。また、時々出てくるミミズやヤスデなどの虫に驚いたり、興味深そうにじっと観察する姿など、ほほえましい様子が見られました。

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初めて参加したという親子連れは、「目黒区に住んで長いが、こんなイベントがあるとは知らなかった。子どもにとって貴重な体験になり、参加してよかった。じゃがいもも持ちきれないくらい沢山取れました。当分じゃがいも料理で、楽しみです。」と、満足そうに話していました。

また、毎年のように参加している夫婦、親子連れや、家族三代で来ている参加者もいて、帰り際、農家の方に「来年もよろしくおねがいします!」と伝えている姿が印象的でした。

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この農園でじゃがいもを育ててきた農家の栗山和雄さんは、「じゃがいもは女性と同じで優しく扱わないといけない。収穫の際は、雨でびしょ濡れになるとしっかり乾かさないといけないし、晴れすぎても傷んでしまう。今日は収穫に適した天気になってくれて良かった。」と話し、妻の信子さんは「例年よりも大きなじゃがいもが出来た。参加してくれるかたがおいしいと言ってくれるのがやりがい。ワセシロという品種で、無農薬。食感がホクホクしているので、ポテトサラダやコロッケ、肉じゃがもいいと思う。」とお薦めの食べ方も紹介してくれました。