スペインからブラジルへワールドツアー!  都筑区の「劇団かかし座」

横浜市都筑区に活動の拠点を置く、現代影絵を専門とする「劇団かかし座」。
5月28日~6月5日までの間に、スペインのトロサ市・サン・セバスティアン市で、開催された、『ウニマ国際人形劇フェスティバル』に日本代表として参加。手影絵パフォーマンス作品「Hand Shadows ANIMARE」の公演が行われました。

『ウニマ国際人形劇フェスティバル』は全世界から人形劇関係者や、一般観客が集まる人形劇の祭典で、期間中、海外・地元劇団が、劇場や路上でパフォーマンスを繰り広げます。

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■スペイン公演会場 TEATRO PRINCIPAL (San Sebastian市)
Hand Shadows ANIMARE の舞台セッティングの様子。

「劇団かかし座」の上演会場となったのは、サン・セバスティアン市にある「TEATRO PRINCIPAL」。
公演のスケジュールは、午前中に現地の小学校の子どもたちを対象とした団体鑑賞会が行われ、夜に一般公演が行われました。

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■わらべうたにのせた手影絵パフォーマンスのパートでは、
スクリーンにスペイン語字幕を。

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■アンコール・ピースとして「日本の祭」をテーマにしたパフォーマンスを披露。

スペイン公演では、子どもからお年寄りまで、様々な年齢の観客が来場し、会場は暖かく大きな拍手に包まれていました。

スペイン公演後は、ブラジルの人形劇フェスティバル『SESI BONECOS 2016』へ。
スペインからブラジルへと渡る地球半周のワールドツアーとなりました。

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■ブラジルでの野外公演の様子
(会場 Praça da Estação / Belo Horizonte )

6月4日~6月11日の間で開催された『SESI BONECOS 2016』は、ブラジル国内外から約26の劇団が参加し、平日は劇場、週末は3つのステージからなるロックフェスさながらの屋外公演が行われるブラジル最大規模のユニークな人形劇フェスティバル。2004年の始動からこれまでに180万人以上を動員し、かかし座の公演は6月5日、8日、11日に行われ、3年ぶり3度目となる出演となりました。

ブラジルの都市「ゴイアニア」で野外公演、「ベロオリゾンテ」では、野外公演、劇場公演、ワークショップが行われました。

劇場で行われた2公演はすべて満席となり、公演の最後には、観客はスタンディングオべーションとなり、劇場内は大変な盛り上がりをみせました。

「ベロオリゾンテ」の野外会場Praça da Estaçãoでは、駅前の広場にステージを組んで開催され、ステージ前だけでなく会場のライブモニター前にもたくさんの観客があつまりショーを楽しんでいる様子でした。

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手影絵のワークショップでは、4時間×5日間をかけて本格的なプログラムが行われ、最終日には短いショーの発表会が行われ、参加者には、終了証書が授与されました。
また、かかし座からは手影絵の作り方を紹介した本がプレゼントされました。