「竹細工」でおもちゃづくりを体験!

「生きている古民家」をテーマに、江戸時代後期の農村風景が再現されている世田谷区内にある2箇所の民家園(次大夫堀公園民家園:喜多見5-27-14、岡本公園民家園:岡本2-19-1)では、日本古来の伝統の技術を実際に体験できる「民家園教室」や、煤払いや鏡開きなどかつて村の家々で行われていた行事「民間暦」の実演などが行われていて、かつての農村での生活・行事などを追体験することができます。

11月5日(土)、次大夫堀公園民家園の古民家(旧加藤家住宅)前庭で、都会では体験する機会が少なくなった昔遊びを楽しむ「民家園土曜日を楽しもう」という企画の一環として、「竹細工(玩具作り)体験」が開催されました。

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この日は、吹いたり動かしたりすると音が鳴る「うぐいす笛」や「ブンブンごま」、「竹とんぼ」や「紙玉鉄砲」といった、作って遊べる楽しい玩具、4種類について竹細工体験が用意され、多くの親子連れなどが集まり、玩具作りの体験を楽しみました。

参加した子ども達は、はじめは慣れない竹の加工に苦戦しながらも、指導にあたったボランティアや職員、親のアドバイスを受けながら一生懸命玩具を作り上げていました。

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紙玉を竹筒に詰めて空気圧で飛ばす紙玉鉄砲で遊んでいた子ども達は、一発一発に可愛らしいリアクション!
紙玉がうまく飛ばないとしょんぼりした顔を見せていましたが、勢いよく発射されると、紙玉が飛んだ場所まで駆けつけ「すごいよ見てみて!ここまで飛んだよ!」と大喜び!

うぐいすや様々な小鳥の鳴き声を出すことができる「うぐいす笛」や「竹とんぼ」のように、遊ぶためにテクニックが必要な玩具もすぐに使いこなせるようになり、園内で元気に遊び回る姿がみられました。

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民家園にはじめて来たという親子は「こんな景観の良い古民家のなかで工作や昔遊びができる体験の場は貴重だと思うしありがたい。また遊びに来たい。」と話し、昔ながらの工作を親子一緒に笑顔で楽しんでいました。

今年中に開催される予定の「民家園土曜日を楽しもう」のイベントは、以下のものが予定されていて、どのイベントも事前予約不要、無料で楽しむことができます。

■次大夫堀公園民家園
12月3日 「正月用の輪かざり作り」
■岡本公園民家園
11月19日 「麦焦がし作り」
12月17日 「ミニ凧作り」