青葉区歯科医師会、青葉区役所主催による遺族ケア研修会(青葉区)


大規模な災害や事故に備え、青葉区歯科医師会と青葉区役所は
1月26日、災害時の遺族心理や支援方法などを学ぶ研修会を青葉区ではじめて実施し、
歯科医師や警察・消防職員、行政職員などおよそ40名が参加しました。


災害時、歯科医師は歯型などから遺体の身元特定を行なうことや
遺体安置所を運営する行政職員は遺族と向き合うことが想定されます。
このことから遺族にどのように寄り添っていくかを学ぶため研修会が行なわれました。


この日、講師をつとめたのは、日本DMORT研究会のメンバー。
DMORT(ディーモート)とは「災害死亡者家族支援チーム」のことで、
この研究会では、JR福知山線脱線事故の教訓を踏まえ、
多数の死傷者が生じる災害時の遺族・遺体に関わる問題について検討し、
家族を亡くした人たちを精神的に支える取組みを行なっています。


この日は、災害時を想定したロールプレイングなども行なわれ、
参加者は歯科医師や家族や遺族、警察官など役割を演じ、
どのように遺族に声をかければよいのか、どのように説明をすればよいのかなど
意見交換を行ないながら、理解を深めていました。