イベント開催中に災害が発生したら!?「避難訓練+コンサート」

2月9日、世田谷区民会館で「避難訓練コンサート」が初めて開催されました。

この取り組みは、世田谷区民会館の管理運営を世田谷区から受託している世田谷サービス公社が実施したものです。

「避難訓練コンサート」は観客や演者が避難行動に参加する体験型の訓練で、コンサート中に避難訓練が行われます。
今回は、東京消防庁の協力で、音楽隊とカラーガーズ隊が出演するコンサートの途中、震度5強の地震が発生したことを想定し、区民500人が参加して実施されました。

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音楽隊とカラーガーズ隊の洗練された演奏と演技の合間に、突然、震度5強の地震とともに火災が発生、非常放送が響き渡ると、それまでの華やかな雰囲気が一転、館内に緊張が走ります。

ホール内には、すぐに職員らが駆けつけ、狭く段差のある通路を参加者たちに声をかけながら安全な場所までの誘導が行われました。

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全員が参加した避難行動の後には、演奏が再開され、訓練に参加した観客は、見事な演奏とカラーガーズ隊の華やかな演技を楽しみました。

参加した区民は、「こうしたたくさんの人が集まる場所で、本当の災害が起こったかのような訓練に参加できたことは、よい経験になった。災害時には、慌てずに落ち着いて行動することが大切だと感じた。」と話していました。

訓練を主催した世田谷サービス公社は、今回の訓練の検証を行い、今後の避難計画等に活かしていくということです。