「涼み処」~ひと休みして熱中症を予防!~

■上目黒老人いこいの家の「涼み処」のぼりの様子


熱中症予防のための「涼み処」が、目黒区内の各施設に5月26日から開放されています。

この「涼み処」は、高齢者の熱中症対策の一環として区の施設を利用して実施されています。

気温が上昇する日中を涼しく過ごしてもらおうと、高齢者センター(1か所)と老人いこいの家(24か所)をエアコンや扇風機がある「涼み処」として開放し、水分補給のための麦茶も常時用意されています。

気温が高くなる梅雨明けや夏の時期は、高温・多湿・無風状況となり、熱中症が起こりやすくなります。
特に熱中症患者の半数以上は高齢者といわれています。その理由は、年齢が高くなると体の調整機能が低下し、暑さやのどの渇きを感じにくくなり、体内の水分量も少なくなるため脱水状態になりやすいのだそうです。

「涼み処」の施設の入り口には、「涼み処」ののぼりを立て利用を促すなど、高齢者などが熱中症にならないよう注意喚起も行われています。

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■上目黒老人いこいの家 涼み処利用の様子
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■麦茶を飲んで涼みます

「涼み処」を利用していた人は、「涼しい環境でお茶を出してくれるこのような施設があってとても嬉しい」と話してくれました。
また老人いこいの家担当者は「多くの方に知っていただき、気分が悪くなる前に休んで、熱中症を予防してほしい」と「涼み処」の活用を呼びかけていました。

なお、高齢者センターと老人いこいの家は60歳以上の人が利用することのできる施設であるため、施設利用は利用登録申請と利用証の提示が必要ですが、「涼み処」については利用証の提示は不要で、緊急避難的に60歳未満の方の一時利用もできるということです。