世田谷区制85周年『都市農業トークライブ』 

■トークライブの様子


「都市農地の役割って何?」と感じている地域の人たちに、「子どもと食育」をテーマに都市部の農地が果たしている様々な役割や、都市農業の重要性を改めて考えてもらいたい。そんな思いから、JA世田谷目黒、目黒区、世田谷区がスクラムを組み、11月23日、目黒区民センターで「子どもと食育!都市農業トークライブ」が協働開催されました。

トークライブの冒頭では、JA世田谷目黒飯田会長より「都市農業トークライブは6回目を迎えました。目黒区、世田谷区に少しでも多くの農地を残していきたい、農業を残していきたいという思いでしている活動に対して、皆さんに興味を持っていただく機会になればという思いで開催しています。今日はたくさんの方に来ていただき感謝申し上げます」と挨拶がありました。

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■意見交換の様子
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■元読売巨人軍プロ野球選手の鈴木尚広さんの講演の様子

その後は、元読売巨人軍プロ野球選手の鈴木尚広(すずきたかひろ)さんによる講演が行われました。「プロ野球選手の食事管理」について、自身の選手時代の経験に基づく、食事と体づくりに関する体験談などが披露され、参加者はメモを取るなどして熱心に聴き入っている様子でした。

引き続き行われた、都市農業トークライブでは、鈴木尚広さん、JA世田谷目黒飯田会長、保坂世田谷区長、青木目黒区長によるパネルディスカッションが行われました。それぞれの立場で都市農地の保全に向けた取り組みや今回のテーマである子どもと食育に関する取り組みについて発表し、意見交換が行われました。

パネラーからは「日本の文化である農業の育てる楽しみ、収穫の楽しみをアプローチしていくことは大切」「実際に自分たちで収穫したものを食べるというのは食育のひとつの大きなところだと思う」「小さい時から農業に携わることで将来、農業・農園の需要が増え、地産地消で地域の活性化にもなり、地域を愛することにもつながっていく」など活発な意見交換が行われ、あらためて都市農業振興、農地保全の必要性を訴え、各団体の活動への参加を促していました。

その他、会場では、地場産農産物の即売市やJAやまがたによる芋煮のチャリティ試食会、農産物などが当たるお楽しみ抽選会、鈴木尚広さんによる野球教室が行われ、多くの人で賑わいを見せていました。