自然エネルギーで協定締結 ~世田谷区と群馬県川場村

世田谷区では、「世田谷区環境基本計画」に基づき、地産地消と交流自治体等との交流・連携により、自然エネルギーの活用拡大をめざすこととしています。
その中で、友好自治体である群馬県川場村より「木質バイオマス発電による電気を区民及び区へ供給したい」との申し出がありました。

今年4月から電力小売自由化がスタートする中で、世田谷区はこの申し出を好機と捉え、電気供給等の仕組みの構築に向けて協定を締結して具体的な検討を進めることとなりました。

2月15日、川場村役場にて、外山京太郎村長と保坂展人区長が出席して協定締結式を行いました。
協定書に署名を行った保坂区長は、「電力自由化を前に、自然由来の電気への区民の関心も高い。この協定により永らく積みあがってきた交流をさらに深めたい。」と今後に向けた思いを述べました。

今後、3月(予定)を目途に、川場村と世田谷区が事務局として発電事業に関わる事業体や関連団体による協議会を設置し、川場村産の電気を世田谷区民および世田谷区が購入できる仕組みづくりや、世田谷区民・川場村民が発電事業に参加する仕組みづくりについて検討を進めます。

〔今後の予定〕
平成28年 3月  売電候補(小売電気事業者)選定(川場村・世田谷区共同)
平成28年 7月  木質バイオマス発電設備整備着工(川場村)
平成28年12月  小売電気事業者との契約(川場村)
平成29年 1月  発電設備稼働予定(川場村)