光で火災を知らせる警報装置を使って避難訓練を実施

目黒区心身障害者センターあいアイ館で、2月16日、光警報装置を使った避難訓練が行われました。

光警報装置は、聴覚障害のある人たちに、ストロボライトが点滅しながら警報音と合わせて火災を知らせる仕組みです。
目黒区心身障害者センターあいアイ館では、昨年9月に光警報装置を設置しており、今回、聴覚障害者の人たちと一緒に避難訓練を行いました。

光警報装置による火災警報器は、平成23年4月に消防庁が「ユニバーサルデザインを踏まえた火災報知器の導入・普及のあり方に関する報告書」の中で、公共施設などに整備することが適当であると提言しています。
目黒区では、心身障害者センターあいアイ館に聴覚障害者に配慮した避難誘導設備を設置したことに伴い、今回、避難訓練が実施されました。

「厨房で火災が発生、延焼拡大中」との想定で訓練が行われました。施設職員による初期消火訓練に続き、避難経路を使い屋外に避難、指定された待機場所へ集合し人数確認と報告がされ避難完了となりました。
光警報装置のフラッシュが光ることにより、聴覚障害者も迅速に火災発生を知ることができ、速やかな避難行動につながっていました。

訓練に参加した目黒区聴覚障害者協会の山下会長は「光が強いので下を向いていても光っているのがわかりました。」と、光警報装置の効果について話していました。

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会場の模様を、「地モトTVおかえり!TOKYO」 にて放送します。
放送は2月29 (月)の予定です。
午前7:00~、午後7:00~、午後10:00~
是非ご覧ください!