昔ながらの本格おひなさまに子どもも大人も大喜び!

2月18日から、次大夫堀公園民家園の旧安藤家、旧城田家、岡本公園民家園の旧長崎家の各住宅主屋の座敷に、江戸、明治、大正、昭和の各時代のひな人形や御所車などのひな道具(合計約120点)、雛あられや白酒などのお供え物が飾られ、人形の衣装や表情など、それぞれの時代の特徴を見比べて楽しめるようになっています。

中でも特に目を引くのは、次大夫堀公園民家園の旧安藤家住宅に飾られた江戸時代後期から明治時代に作られた雛人形を集めたひな飾り。
衣装に鳳凰の刺繍がほどこされている「古今雛(こきんびな)」や長めの頭にやや細くつり上がった目が特徴の「享保風田舎雛(きょうほうふういなかびな)」、信州松本で盛んに作られた「松本押絵雛(まつもとおしえびな)」など、普段見ることのできない珍しい人形が飾られています。

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これらのひな人形やひな道具は、世田谷区内の旧家などから寄贈されたもので、民家園に保管されているものの中から民家園の職員が選定し、毎年この時期に展示しています。
近年5段や7段飾りの雛人形を飾る家が少なくなってきているため、毎年多くの家族連れなどが訪れ、その珍しさから一緒に記念写真を撮る人も多いとのことです。

子どもと一緒に来園した女性は「自宅で飾るものとは違って色々な種類の雛人形が見られて嬉しい。子どもにも珍しい人形を見せられてよかった。」と、ひな飾りと記念写真を撮ったり、解説を聞いたりしながら楽しんでいました。

 

【民家園でひな飾り】
2月18日(木)~3月3日(木)9:30~16:30
次大夫堀公園民家園(世田谷区喜多見5-27-14)
岡本公園民家園(世田谷区岡本2-19-1)