仲間と一緒に夢をカタチに!『子ども夢プロジェクト活動報告発表会』

■上北沢児童館「はしれ!ぼくらのかみきたNゲージワールド」の様子


世田谷の児童館に来館する子どもたちの「やってみたい!」の声を聞き、その実現を応援する「子ども夢プロジェクト」。今回で13回目を迎え、子どもたちが主体的に活動し、仲間たちと意見を交わし合い、学校生活や家庭生活とはひと味違う大人たちとの交流を通じて、社会性やコミュニケーション能力を養い、目標に向かって考える力や行動する力を育むことを目的に実施されています。子どもたちは昨年6月の計画発表会で発表した計画をもとに、夏休みなどを使って夢の実現に向けて活動してきました。1月28日、その活動の成果を発表する『子ども夢プロジェクト活動報告発表会』が、代田児童館で行われました。

今年度は、弦巻・野沢・松沢・玉川台・上用賀・船橋・喜多見・上北沢の8つの児童館のグループが参加。展示ブースとステージでの発表が行われました。集会室や工作室等には展示ブースが設置され、活動の概要を解説したパネルや実際に作成した造形物の展示などで各グループの活動が紹介されました。

コマ撮りアニメを作ったグループは、セットや小道具をペットボトルキャップなどの廃材を利用して制作、1500枚にも及ぶ写真を繋ぎアニメを作成し、また電車ジオラマを作ったグループでは、ジオラマの一部に自ら現地に足を運んで観察した上北沢の風景を再現していました。

玉川台児童館「オリジナルたまじ動画~ぱらぱらマンガ編」(活動過程の紹介の様子)
■玉川台児童館「オリジナルたまじ動画~ぱらぱらマンガ編」
(活動過程の紹介の様子)
船橋児童館「劇団ふなばし 夢のミュージカル公演」
■船橋児童館「劇団ふなばし 夢のミュージカル公演」の様子
弦巻児童館「すっっごーい一輪車」
■弦巻児童館「すっっごーい一輪車」の様子
喜多見児童館「喜多見あやかし研究所」
■喜多見児童館「喜多見あやかし研究所」の様子

ステージ発表では、オリジナルミュージカル公演に挑戦したグループが、地域の歌の講師、ダンスのインストラクターに協力を得て歌やダンスの稽古をするなど、プロジェクトの過程で、普段の生活では接する機会の少ない地域の人たちとの交流が生まれていました。

各グループとも熱のこもったこだわりを見せ、発表方法にも工夫が凝らされていて、完成作品の展示だけではなく、活動の過程を子ども自ら来場者に説明するグループや美味しい手づくりお菓子の実食、様々な妖怪を研究したグループでは「あやかし検定」というクイズを用意し、来場者に発表の隅々まで楽しんでもらえるよう工夫がされていました。

子どもたちの力作や熱演の数々に、来場者からは「どのグループもとても本格的な出来映えだった。みんな頑張ったね!」との声が上がっていました。