「14歳の成人式」~中学2年生から1年生へ熱いメッセージ~

■「14歳の成人式」では世田谷区立中学校生徒会サミットによる後輩への熱いメッセージが


世田谷区民会館で2月3日、「14歳の成人式」が開催されました。この「14歳の成人式」は子どもから大人への過渡期にいる中学1年生に自分の生き方を見つめ、これからの学校生活を豊かに過ごすきっかけになればと、区立中学の2年生が中心となって活動する「世田谷区立中学校生徒会サミット」による先輩から後輩へのメッセージの発表が行われます。
今回で12回目を迎え、毎年この時期に1年生に対して、進級して14歳を迎えるにあたり節目として自覚してもらえるようにという思いもこめられています。

昨年の「14歳の成人式」で先輩たちからの熱いメッセージに感銘を受けた全区立中学校2年生の生徒会代表者が集結し、「世田谷区立中学校生徒会サミット」が結成され、各地域ブロックに分かれての活動が約半年間続けられてきました。

ことしの全体のテーマは「これからの社会を生きる私たち」。生徒会活動の活性化を図り学校生活を充実させるため、各学校において取組むことを話し合い、実際にあいさつ運動や言葉の大切さを考えた活動など様々な形での実践が行われてきました。各ブロックでの取組みの成果がクイズ形式や演劇など工夫を凝らして発表されました。

「Action!咲かせよう積極性の花」をテーマにしたブロックでは、あいさつ運動やエコキャップ回収の呼びかけ運動、ボランティア活動などの取り組みを通じて感じたことを短歌の形式で発表。あいさつ運動で感じたこととして「すれ違い 声に出さなきゃ 伝わらない 言葉でつなぐ 心と心」と積極的にコミュニケーションをとることの大切さを短歌にしていました。

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また「広げよう 思いやりとコミュニケーション」と題したブロックの発表では、各中学校が実践した「あいさつ待ち運動」や「思いやりリング」といった取り組みについて、ドラマ仕立ての動画が紹介されました。

各ブロックの発表後には、全体のテーマである「これからの社会を生きる私たち」に関連させて、これからの社会で必要と考えられることについて発表し、生徒たちは、「コミュニケーションは人と人との架け橋。SNSだけではなく、面と向かってコミュニケーションをとってほしい。その時に一番大切なのは相手を思いやる気持ちだと思う。コミュニケーションと思いやりの気持ちがもっと広がっていくとうれしい。」「小さなことでも行動することが大事。できることがあれば今日からでも行動に移してほしい。」など、自分たちの言葉で思いを語っていました。

最後に、生徒会サミットからのメッセージとして、「中学生でもできることはたくさんある。自分で未来を創造するという積極性を持って、これからの学校生活を過ごしてください」と1年生に向けての熱いメッセージが送られ、会場全体で歌を歌って締めくくりとなりました。