給食に、友好都市「気仙沼市」のメカジキメンチコロッケ!!

3月11日、目黒区立駒場小学校で、友好都市気仙沼市で開発されたメカジキメンチコロッケを献立に入れた学校給食が実施されました。

気仙沼市などで活動する「気仙沼の魚を学校給食に普及させる会」が実施している「魚食普及による地方創生を図るプロジェクト」が、復興庁の平成27年度「新しい東北」先導モデル事業に選定され、その後、気仙沼市長・気仙沼市教育委員会教育長からの復興庁事業によるメカジキメンチコロッケを献立に入れた学校給食の実施依頼に目黒区が賛同し実現したものです。

東日本大震災後、目黒区では、友好都市の宮城県角田市・気仙沼市の支援を行っていて、目黒区立駒場小学校と東山中学校は、気仙沼市で自然宿泊体験教室事業を実施し、気仙沼市立大島小学校・大島中学校と交流を深めています。そうしたことから、気仙沼市内の子どもたちと同じメカジキメンチコロッケの給食を食べて、気仙沼市への支援につなげ、相互交流をより一層深めていくために、今回、この学校給食が実施されることとなりました。

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今回の給食実施に先立って、駒場小学校では、3月9日の4・5時間目に、気仙沼市から遠洋まぐろ延縄漁船の漁労長をゲストティーチャーとして招き、4年生全児童を対象として復興への取組みや遠洋メカジキ漁など、メカジキメンチコロッケ給食の事前食育授業が実施されました。
児童からは「遠洋漁業って一年近く船に乗ってるって本当ですか?」「今までで獲れた一番大きいマグロはどれくらいですか?」など質問が次々に飛び、「11ヵ月船の上で生活しますが、6ヵ月に1回くらいは、近くの港に寄りますよ。」「一番大きいまぐろは213㎏、メカジキだと300㎏くらいかな。」と答えると、「えーっ!すごーい!!」と声が上がり、「今まで知らなかった気仙沼の漁師さんのことがたくさん知れたので良かった。」と元気良く話していました。

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駒場小学校の4年生のクラスでは、担任の先生から先日事前食育授業を受けた給食の実施日であることが告げられ、児童たちは事前食育授業の様子を思い出しながらの給食となりました。
児童たちは、「おいしくって、いつも以上にたくさん食べられそうだね。」「骨とか無くて、とっても食べやすいよ。」と他の児童たちと会話しながらの楽しい給食となっていました。
メカジキメンチコロッケ給食を味わった児童は、「とってもおいしかったです。この間授業をしてくれた漁師さんの顔がわかって安心して食べられました。」と感想を話してくれました。

今回のメカジキメンチコロッケ給食は、駒場小学校のほか、目黒区立東山中学校でも実施されました。