目黒のささえあい「地域づくりフォーラム」開催!

3月12日に、目黒区民センターホールで地域づくりフォーラム「広げよう つなげよう 目黒のささえあい」が開催されました。

目黒区では、介護保険法改正による新しい介護予防・日常生活支援総合事業が平成28年4月から実施されます。
新しい総合事業では、今までの介護事業者による専門的な介護サービスだけでなく、地域の実情に応じ地域住民が主体となった生活支援サービスや、支え合い活動の創出を進めていくことが重要となります。
このフォーラムは、目黒区内で支え合い活動を実施している団体が更なる活動の展開を目指し、支え合い活動の意識を高めることを目的に開催されています。
この日は、公益財団法人さわやか福祉財団会長の堀田力さんを講師にむかえて、地域の支え合い活動に関する講演や活動団体の紹介などが行われました。

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基調講演で堀田さんは「目指すべき地域像 助け合いの仕組みがあるまちづくり」をテーマに行われ、「助け合いはお金ではなくお互いの気持ちなので、絆づくりになります。絆を深めるためには地域内での居場所づくりが不可欠です。地域での助け合いの居場所を見つけた結果、介護度が改善されたかたもいます。」と具体例を交えながら話しました。
全ての人が住み慣れた地域で、相互に助け合い安心して暮らしていけるまちづくりを実現させるために、いま何ができるか?を考えさせられる内容となりました。

また、パネルディスカッションでは、「できることからやってみよう!支え合いにつながる身近な取り組み」をテーマとし、堀田さんをコーディネーターに、目黒区内の支え合い活動を実施している団体(大岡山西町会 茶話会・月光原脳トレクラブ・ゆうゆうクラブ・NPO法人関東シニアライフアドバイザー教会)からパネリストが参加し討論が行われました。

各団体の活動紹介の後、コーディネーターの堀田さんから「どこかの地域団体がベースになっているのですか?」と質問があると月光原脳トレクラブからは「独立した団体ですが、社会福祉協議会のバックアップがあり、また目黒区立老人いこいの家の活動室を提供してもらっています。」などといった質疑や意見交換が行われ、堀田さんから「今度の総合事業で、行政・社会福祉協議会・包括支援センター・地縁組織・NPOが一体となった“協議体”が設置されますが、これを機会に地域での助け合い・居場所づくりをより拡大していきましょう。」と、意見が述べられると、活動団体のみならず、一般の参加者も、新しい総合事業による助け合いのある地域づくりについて、関心を寄せている様子が見られました。