食品の“もったいない”を“ありがとう”に!「フードドライブ」開催!

家庭で余っている食品を持ち寄り、広く地域の福祉団体や施設などに寄付するボランティア活動「フードドライブ」が、5月14日、世田谷区立世田谷公園で開催されました。

世田谷区で、平成27年度中に食品ロスされたものは全体で約6,600トン、そのうち未使用・未開封のまま廃棄されている食品等が約3,300トン(清掃車約2,200台分)あったと推計されています。

こうした“もったいない”現状を踏まえ、食品ロスの削減や食品等の有効活用を目的として、5月14日に開催された「せたがや環境フェスタ2016」の会場内でフードドライブが実施されました。
会場の世田谷公園では、バッグや買い物袋などに食品を入れた人たちが来場し、受付には缶詰やインスタント食品などが次々と集められました。

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■「フードドライブ」の様子

世田谷区では、今回の環境フェスタ以外にも、「生ごみ堆肥で美味しい野菜作り講習会」や「せたがやふるさと区民まつり」などのイベント開催に併せてフードドライブが実施されています。

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■せたがや環境フェスタの様子

この日は、主に缶詰やインスタント・レトルト食品やお菓子が多く集まりました。
食品を持参した池尻在住の女性は「非常時用に購入したが気がつけば期限が迫っていた。このような取組みにより少しでも誰かの役に立つのなら嬉しい」と話していました。また、「子ども達のために沢山お菓子を買ったが結局残ってしまった」と話す女性は「無駄にならないように使って頂けるのは嬉しい」と話し、フードドライブを食品ロスへの有効な解決策として活用している様子でした。

【集めた食品】
缶詰、インスタント・レトルト食品、調味料、嗜好品(インスタントコーヒー、お茶など)、乾物、飲料、乳児用食品、健康食品

【条件】原則として以下の条件①~③を全て満たすもの
①未開封で包装や外装が破損していないもの。
②賞味期限(要明記)まで1ヶ月以上あるもの。
③冷凍・冷蔵、瓶詰めでないもの。