世田谷区と東京消防庁が合同総合水防訓練を実施

大雨などによる水の被害から世田谷区民の命を守ることを目的とした「平成28年度 世田谷区・第三消防方面合同水防訓練」が、5月21日、都立砧公園で行われました。
この合同水防訓練は、集中豪雨や台風などが発生する時期を前に、大雨などの水による被害を防ぐため、世田谷区、東京消防庁、消防団、町会・自治会などが連携し実施したもので、約650人が参加し行われました。
今回は、「活発化した前線に伴う集中豪雨により、世田谷区内の各地で道路冠水や家屋への浸水の危険が発生している。」との想定で、水防訓練が開始されました。

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住宅や地下車庫への浸水を防止し排水活動を行う「都市型水防工法」では、マンホールや側溝から溢れ流れてくる雨水に対し、町会・自治会や消防ボランティア、消防庁の職員等が力を合わせ浸水を防ぐために、土のうのほかポリパケツやポリタンクなど一般家庭にあるものをレジャーシートで包んで水を食い止めるなど、様々な道具を使用し浸水防止が行われました。
また、水害時に車両に閉じ込められた人の救助訓練を実施するなど、あらゆる場面を想定した訓練が行われました。
今後も懸念される都市型水害の被害に対し、災害に対する意識の向上を図るため、自助・共助・公助の精神に基づいた住民参加型訓練を実施し検証することで、災害に対する意識の向上を図ることができたようです。