目黒区内農家が育てた新鮮野菜をお届け!夏季農産物品評会・即売会

6月18日に、目黒区の碑文谷体育館で、区内の農家の方が丹精込めて育てた野菜や花などの農産物の品評会・即売会が行われ、会場は生産者の方や買い物客など、多くの人でにぎわいました。

品評会には、トマト、梅、タマネギ、インゲン、ジャガイモ、キュウリ、ナス、ズッキーニ、夏みかん、アジサイなど197点が出品され、東京都中央農業改良普及センター普及指導員とJA世田谷目黒経営役員会副会長が、色、つや、大きさの揃い、熟度、害虫の被害がないかなどの視点で審査が行われ、都知事賞や区長賞などが決定しました。
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審査員による講評では、「今年の冬は暖冬傾向であったため、病害虫の越冬率が高く、病害虫をよける工夫をしないと良い作物が採れない年でした。この点では、皆さん苦労と工夫をされ、品質の良いものが多く出品されていました。時期のものとしては、ジャガイモ、タマネギ、夏みかんなどになりますが、農家の皆さんの出品協力により多数の出品がありました。例年、良品が多いため審査で苦労する梅ですが、良品が多数出品されていました。目黒区の直売野菜は多品目が生産されていて、こうして多くの品目が出品されることは非常に良いことと感じています。」と区内農家が育てた農産物への高い評価が述べられました。

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品評会に出品された農産物や花卉は午後2時から即売され、そのため正午すぎには即売整理券を求める人の列ができるほどでした。
また、会場の外では、午前10時から一般の農産物などの販売も行われていて、こちらは販売開始からわずか10分後には「朝採れのトマト、残り1個だよ!いかがですか~」など、生産者と直売野菜を求める人たちでにぎわっていました。

この催しは目黒区農業振興運営協議会と目黒区の共催で、JA世田谷目黒の協力のもと農業者の生産技術の向上や、区民に新鮮な野菜、植木、花卉等の供給を通して都市農業及び都市農地保全の大切さについて感じてもらうことを目的として、夏季と秋季に行われています。
区民にとっては生産者から直接、新鮮で安全な野菜などを購入することができる人気の催し物となっています。