「せたがやそだち」のおいしい野菜をどっさり収穫!

7月3日、世田谷区内の大谷農園(北烏山9-27)で、身近な畑で土に親しみながら収穫の楽しさを味わう、ふれあい農園「親子で夏野菜の収穫」が行われました。
大きく実った食べごろのトマトやナス、枝豆、キュウリなどを親子連れが収穫しました。

地域に新鮮な野菜を提供するだけでなく、災害時の避難場所や地域に潤いをもたらす景観としての役割を持つ「都市農地」。
「親子で夏野菜の収穫」は、区民に区内の都市農地に親しんでもらうとともに、世田谷産農産物(せたがやそだち)を直接収穫する喜びを味わってもらおうと、毎年世田谷区と区内農家やJAが協力して行っている「ふれあい農園事業」の一つ。

ふれあい農園事業では、1年を通じて様々な催しが実施され、春のたけのこ掘りや秋のリンゴもぎとり、冬の花の寄せ植えづくり体験など、どれも区内で気軽に収穫などの体験ができると人気のものばかりで、今回行われた夏野菜の収穫にも募集枠を上回る応募が寄せられました。
広さ約1,800坪ほどある広い大谷農園には、12組の親子連れが訪れ、今回収穫した夏野菜は、トマト、ナス、枝豆、キュウリなど10種類。

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参加した親子は、園主の大谷一彦さんから「皮にイボがあるキュウリは、漬物にすると味がよくしみ、イボがないものは歯ざわりがよくサラダにすると美味しいです。」などとこれから収穫する野菜の説明を聞いた後、子どもの背丈ほどに育った作物が繁る畑の中で、旬を迎えて大きく実った野菜の収穫に大奮闘しました。
意外に力やコツがいる収穫作業に、子どもたちは土にまみれながら夢中で挑んでいました。

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お父さんと一緒に、自身の顔より大きなナスをもぎとった子どもは「すごい大きいのがとれたんだよ!」とご満悦。
また収穫中は、土から枝豆を引き抜くために力を合わせて一緒に引っ張る兄弟や、土を掘るとごろごろと出てくるジャガイモを宝探しのように夢中で探す子どもたちの様子が見られ、参加した親子連れは、収穫作業の大変さとともに、野菜の育つ過程や採れたての野菜の新鮮さを肌で感じていました。
収穫後は、どの参加者も袋いっぱいに野菜をつめ、「野菜たくさん採れたね!重いよ!」「どんな料理にして食べようか楽しみだね。」と親子で笑顔を見せていました。

この他、夏季のふれあい農園事業は、枝豆の収穫やブルーベリーのつみとりなどがあり、秋以降も季節に合わせた催しが順次、実施される予定です。