小学生が地域のお店で、エコな買い物体験!

世田谷区で10月25日、子どもたちがごみの減量等につながる買い物の仕方を学ぶワークショップ「地域のお店で、エコな買い物体験をしよう!」が開催されました。

このワークショップは、区立太子堂小学校4年生の社会科授業の一環として行われ、児童はファシリテート役の東京都市大学環境学部の学生と共に、ごみの発生抑制という視点で買い物を体験し、商品を選んだ理由等をグループで話し合いながら、環境に配慮した買い物の仕方について学びました。

講師に「商品そのものだけでなく、作ったり、運んだりするときにも水や石油などの資源を使う。一人ひとりが地球からもらうものを少なくしようと考え商品を選ぶことが、ごみの少ない世の中をつくっていくことになる。」という説明を聞いた後、子ども達はグループに分かれ地域の店舗内を東京都都市大学の学生とみてまわりました。

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ごみの発生抑制という視点での買い物体験は東急ストア三軒茶屋店で行なわれ、「中身が同じなら包装が簡素化された商品を選ぶ」、普段は「捨てるとき」に意識する“ごみ”のことを、「買うとき」から考えながら、真剣な表情で購入する商品を選んでいました。

買い物体験後は、実際に売り場で選んだ商品を題材にしたワークショップが行なわれ、活発に意見が交わされ、それぞれのグループの今回の体験での新たな発見が発表されました。

参加した児童は、「なるべく繰り返し使えるものや他の使い方ができるもの、ごみが出にくいものをみんなで選んだ。実際にお店で買い物をしながら勉強ができて楽しかった。」と今回学んだ感想を話してくれました。

世田谷区ではこれまでも、ごみの分別や減量について講義形式で小学校へ出前授業が行なわれています。今回の体験で子どもたちは、実際に自分たちで行動し新たな気づきや疑問がうまれた様子で、楽しみながら環境に配慮した商品購入の仕方についてを学んでいました。

世田谷区では、さらなるごみの減量に向け、リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)のうち、特にリデュース、リユースの2つのRに重点を置いた取り組みを進めていて、これまでも、大学や事業者、NPOなどと連携し、リユースショップ情報の提供や小売店舗での環境に配慮した買い物駆動の促進キャンペーンなど2Rを重視した様々な情報提供や意識啓発が行われています。