『小堀精密』で、切削機械であるマシニングセンターの説明を受ける様子
大田区の町工場には、金属加工ひとつとっても、絞り、板金、切削、溶接とそれぞれの町工場が得意とする専門技術があります。
そんな町工場が力を合わせて一つの部品を完成させることを、大田区では「仲間回し」と呼んでいます。
11月26日に行われたオープンファクトリーでは、この「仲間回し」を体感できるように、オリジナルのミニカーの製作に関わった4つの工場をガイドと一緒に歩いて巡るツアーが行われました。
■三陽機械製作所でのNC旋盤の説明に参加者は興味津々の様子
今回ツアーに参加したのは、抽選で選ばれた5組13名で、4ヵ所の町工場を巡りました。
①三陽機械製作所(真鍮を旋盤加工)
②福井精機(アルミを切削加工)
③小堀精密(アルミを切削加工)
④栄商金属(3Dプリンタの型にハンダ流し込み)
宮城県から参加した佐々木さん一家(ご夫婦と小学3年生の息子さん)は、「2年前から来たくて、今年やっと来ることができました。仙台から夜行バスで来ました。小学3年生の息子がモノづくりにすごく興味があって来たがっていたので、3年越しの夢がかないとても嬉しいです。モノづくりの現場をこの目で見られて来てよかったです。ロケットなど最先端のものもこういった町工場の力で成り立っているんだということを改めて実感できました。」と笑顔で語ってくれました。
参加者には、それぞれの工場の専門技術を使って作りあげられたミニカーがプレゼントされました。
◆この「オープンファクトリー」の様子を、下記の番組でくわしくご紹介します。
「地モトTVおかえり!TOKYO」
12月14日(水)放送予定
午前7:00~、午後7:00~、午後10:00~
是非ご覧ください!