『目黒区立東山在宅ケア多機能センター』が開所しました

3月1日、目黒区にある、目黒区立東山特別養護老人ホーム内に、『目黒区立東山在宅ケア多機能センター』が開所しました。


この施設は、増加する在宅の中重度の要介護者のニーズに対応するため、平成28年6月末に事業を終了した区立東山高齢者在宅サービスセンターの基本デイサービス跡施設を活用し、「通い・訪問・泊まり」の機能を持つ小規模多機能型居宅介護事業所に改修し、既存の認知症対応型通所介護事業所と併せて、『目黒区立東山在宅ケア多機能センター』へと整備し、開所したもの。

この多機能センターは、区有施設の活用として、平成27年3月に開設した「目黒区立田道在宅ケア多機能センター」に続き、目黒区2か所目の在宅ケア多機能センターとなります。

―東山在宅ケア多機能センターの様子―
image002
image003
運営は指定管理者である社会福祉法人目黒区社会福祉事業団が行い、要介護高齢者等の在宅生活を支援します。

小規模多機能型居宅介護は、利用者が自立した日常生活を送ることができるよう、利用者の選択に応じて、施設への「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や、利用者の自宅への「訪問」を組合せることにより、利用者それぞれのニーズに応じた柔軟な対応が可能となるサービスです。

また、認知症対応型通所介護は、認知症の利用者が自立した日常生活を送ることができるように、一般の通所介護より多くの職員体制で専門的なケアを実施するサービスで、重度の認知症の人や、より個別対応の必要性が高い利用者の受け入れも積極的に行っていきます。

image001
■開所式の様子

青木英二目黒区長は開所式で、「目黒区人口27万人の内、10人に1人が後期高齢者と言われています。私は「後期高齢者」を、光り輝く「光輝高齢者」にという思いで、医療・介護・予防・住まい・生活支援を総合的に提供できる地域包括ケアシステムの構築や地域密着型の介護サービス基盤の整備に取組んでいるところです。その一環としてこの施設をつくりました。中度・重度の要介護者の皆さんの様々なニーズに対応できるようサービスを提供して24時間しっかりとバックアップしてまいります。また、認知症の方々の介護サービスを充実して、土日も含めて365日活用いただく、認知症対応型の通所施設を併設しています。高齢者の皆さんの福祉充実という花が大きく咲いていきますように、皆さんのご協力をお願い致します。」と、挨拶しました。