長崎の伝統が多摩川の空に舞う!「長崎ハタ揚げ大会in東京」

■六郷土手の空は「ハタ揚げ」でいっぱいに


4月29日、長崎ビードロ会(長崎市人会)主催で、長崎の伝統的な凧揚げ「長崎ハタ揚げ大会in東京」が多摩川河川敷(六郷土手)で行われました。

毎年恒例となったこのイベント、長崎ビードロ会が「東京でも在京長崎市出身者が毎年ゴールデンウィークにハタ揚げを楽しもう」と始めたもので、今年で56回目を迎えます。

会場には、大田区の松原忠義区長も駆けつけ「長崎市とは、夏の花火の祭典でも長崎市長においでいただき、交流を続けています。また、今年は長崎に訪問する年でもあり、これからも交流を深めていきたい。」と挨拶すると会場から大きな拍手がわき起こりました。

晴天に恵まれる中、子どもたちは小さな長崎ハタ(凧)や持参した凧を揚げて楽しみ、来場者達は空で楽しそうに飛び交う凧を見上げていました。

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■子どもたちは小さな長崎ハタや持参した凧を揚げて
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■親子で飛び交う凧を見上げる様子
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■空には虹もかかりました!
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■長崎の伝統「龍(じゃ)踊り」の様子

会場では、長崎の伝統「龍(じゃ)踊り」や長崎名産品販売なども行われ、長崎の伝統にふれようと、親子連れなど2000名を超える人々が詰めかけ、ゴールデンウィークを満喫していました。

【ハタ】とは
一般的にいう「凧」のこと。長崎ハタは、1600年代にオランダ人が出島に持ち込んだと言われ、独特の図柄が描かれた菱形の凧。長崎市内で古くから親しまれています。

【龍(じゃ)踊り】とは
中国で五穀豊饒を祈る雨乞い神事に始まったもの。諏訪神社の「長崎くんちの奉納踊(国の重要無形民俗文化財)」に奉納される長崎独特の異国情緒豊かな郷土芸能。その勇壮でエキゾチックな踊りは全国的にも有名です。