■「洗足池 春宵の響」ステージの様子
5 月17日、大田区にある洗足池公園で「洗足池 春宵の響」が開催されました。
「洗足池 春宵の響」は、平成7年に洗足池西岸に池月橋が竣工したのを記念し、人間国宝で笛の名手の故 寶 山左衛門(たから さんざえもん)氏を迎え始まった大田区を代表するイベント。
現在では、本格的な日本の伝統芸能と自然豊かな景観が一体となった洗足池の風物詩として、毎年開催されています。
今年は、日本の伝統芸能とピアノの演奏が行われ、和と洋のコラボレーションとなりました。
■日本の伝統芸能とピアノのコラボレーションとなりました
■会場はライトアップで幻想的なステージに
ステージ周辺の木々等を華やかに照らす光の演出が今年度も行われ、会場に詰めかけた約2,000人の来場者を前に、演奏が始まると舞台は一瞬にして幻想的な雰囲気に包まれました。
春宵の響は、都内でも他に類を見ない屋外における特筆すべき和の伝統芸能イベントとして定着してきています。
■多くの来場者が詰めかけました
今回初めて春宵の響を鑑賞したフランス出身で大田区東雪谷在住のマチュー・ラヌビルさん(30)は「モダンと古典のコラボレーションがとても良い。伝統的な音楽を楽しめるのだと思っていたが、ピアノとのミックスもあり、いい意味で驚かされた。」と語っており、初めての春宵の響を楽しんでいました。
「洗足池 春宵の響」は、オリンピック・パラリンピックへの機運醸成を図る(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が実施している「東京2020参画プログラム」の公認事業となっています。
出演者: 笛 福原 徹、福原 百貴、福原 邑佳
謡(能楽) 小早川 修、小早川 泰輝
囃子 福原 百之助、藤舎 清穂、望月 太左乃
ピアノ 中川 俊郎 (敬称略)