子どものための「演劇入門ワークショップ」

■アドバイスを送る平田オリザさん


子どもたちが演劇を体験するワークショップが、めぐろパーシモンホールで、6月11日に行われ、都内各地から応募した中学生・高校生32人が参加しました。

「子どものためのワークショップ2017 演劇ワークショップ」の前半のプログラムとしてももので、今回は、劇作家・演出家の平田オリザさんを講師に迎え、対話・身体表現・短い創作まで行う演劇入門、未経験者でも楽しく演劇の仕組みを学びました。

プログラムの内容は、簡単なゲームで声を出す練習をしたり、体を動かしながら演じるうえで重要な体の使い方を確認したり、はじめて演劇に取り組む参加者でもわかりやすい内容から始まり、その後はだんだんと台本を読んで発表する本格的なものになっていきます。

縄なしで縄跳びや、力を抜いて演技するために寝そべって雑誌をめくりながらセリフを読むなど、平田さんのユニークな指導に参加者は楽しそうに取り組んでいました。

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■熱心に演劇の仕組みを学びます
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■縄なしで縄跳びをしてイメージを共有!
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■演技をする様子

平田さんは「演劇で重要なのはイメージを共有すること、自分や他者の動きをよく観察すること」「観客は普段イメージしにくい事、一番は人間の心を共有しに演劇を見に来る、本当に伝えたいことは実はとても伝えにくいこと」などと、参加者の体験を通じ自身の演技への考えを伝えていました。

また、国内外で活躍する平田さんは、別な国ではこの場面はどう考えられるか、別な文化や言語ではどのよう感じるかを話したり、現在演劇部に入っている子には普段の稽古への心構えや良い役者や演劇はどんなものかをわかりやすく説明していました。

後半プログラム(現在参加者募集中)は7月の夏休み時期に行われる予定で、劇作家・演出家の吉田小夏さんによる演劇集中ワークショップが開催され、最終日の7月29日は発表会がめぐろパーシモンホール 小ホールで行われる予定です。

 

 

後半プログラム「夏休み演劇ワークショップ+発表会」
開催日:7月25日(火)~7月28日(金)14:30~18:30
発表会:7月29日(土)(14:30開演予定・入場無料)