小学生が桜新町地区準工業地域の魅力を取材!

■山田精機 精密機械部品加工等の見学の様子


8月26日、世田谷区内最大の準工業地域である桜新町地区で「桜新町ものづくりの魅力発見ツアー」が開催されました。

桜新町地区は、世田谷区内最大の準工業地域として多くのものづくり事業所があります。また住宅地でもあるため、住民と工業・事業所が共存している魅力ある街が形成されている地域です。

「桜新町ものづくりの魅力発見ツアー」は、働く人の姿がすぐ近くにあるという桜新町地区の特性を活かしたもので、ものづくりの魅力を住民に知って親しみを持ってもらい、いざという時に事業所がまちを支える力になることを理解する機会になればと、「ものづくり」と「事業所」の操業に対する理解を深めてもらうことを目的とした住工交流イベント。

今回は、9人の小学生が昭和女子大生のナビゲートのもと、4グループに分かれて協力する6事業所をめぐり、小学生の目線からものづくり事業所の見学と取材が行われました。

山田精機(精密機械部品加工等)②
■説明を真剣に聞く様子
ラクトン化学工業(食品香料開発等)①
■ラクトン化学工業 食品香料開発等の見学の様子
ラクトン化学工業(食品香料開発等)②

精密機械部品の加工や設計製造をしている事業所を見学した子ども達からは、「仕事をしている中で楽しいと思うのはどんなときですか。」などの質問がありました。
事業所の職員は「お客さんに商品を納めたときに、スムーズに組み立てられた、間違いなくものができたと言ってもらえたときが嬉しい。一生懸命作ってよかったと思う。」と話し、子ども達は熱心にメモをとっていました。

見学終了後、取材した内容を模造紙にまとめると、グループごとの発表が行われました。

グループ発表
■グループ発表の様子

食品香料の開発等を行う事業所を見学した子ども達からは「香料は数百種類もの香りを組み合わせて作られるもので、色々なお菓子の香りなどにも使われていることが分かった。」などの発言があり、桜新町地区のものづくりについて理解を深めたようでした。

また、今回の発表内容は、桜新町地区の工業をPRする「桜新町事業所マップ」にまとめられ、今後、地域の小学校、図書館などの公共施設で配布される予定です。