1. コラム
  2. コラム
  3. クラウドサーバーのセキュリティは安全?対策方法は?

クラウドサーバーのセキュリティは安全?対策方法は?

データやファイルの保管・共有をするための便利なサービスのひとつに、クラウドサーバーがあります。現在多くの方が利用していますが、クラウドサーバーのセキュリティに不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、クラウドサーバーのセキュリティについてご紹介します。クラウドサーバーを契約する前に、セキュリティ面の安全性や危険性を確認しておきましょう。情報管理のリスクを理解すれば、対策することが可能です。しっかりセキュリティ対策をして、便利なクラウドサーバーを活用しましょう。

クラウドサーバーのセキュリティが心配!安全性は?

クラウドサーバーのセキュリティが心配!安全性は?
結論からいうと、クラウドサーバーのセキュリティを心配する必要はないといえるでしょう。クラウドサービスを提供している会社はとくにセキュリティ面に力を入れているため、データが消えたり外部に流出したりするリスクは低いといえます。高い安全性を期待できるサービスが、クラウドサーバーです。

なかには、自社運用であるオンプレミス型のほうが安全と考える方もいるかもしれませんが、外部サーバーのセキュリティ対策は強化されています。多くの利用者がいることで、ケーススタディから得られるフィードバックが多いのが外部サーバーの強みでしょう。

クラウドサーバーのセキュリティ面のメリット・デメリット

クラウドサーバーのセキュリティ面のメリット・デメリット
セキュリティ面でクラウドサーバーを信頼できるのはなぜでしょうか。クラウドサーバーのメリットを知れば、さらに信頼度が深まります。一方で、デメリットもあります。クラウドサーバーについて詳しく知り、より理解を深めましょう。ここでは、クラウドサーバーのメリットとデメリットを解説します。

メリット

クラウドサーバーとは、サービスを提供する事業者が用意しているサーバーにデータを保存する仕組みです。そのため、端末にデータを残さなくてもよい点がメリットとして挙げられます。

端末にデータを残さないことにより、情報漏洩を防げます。たとえば、端末にデータが残っている状態で端末を紛失した場合、データが第三者へ漏洩することがあります。外出時にパソコンなどを持ち歩く機会も多くあるものですが、紛失時に会社の重要な情報が漏洩する恐れもあります。また、第三者に端末が盗まれるケースもあるでしょう。

そのような場合でも、クラウドサーバーを活用することで端末のデータを削除でき、紛失による情報漏洩を防げます。

デメリット

クラウドサーバーといっても、運営・管理をするのは人間です。また、どれほど精密に設計されているシステムであっても、問題が発生することもあります。事業者側の操作ミスやシステムの不具合などからデータの流出や消失のリスクがある点は、デメリットといえるでしょう。

たとえば、事業者側ではサーバー内のデータを更新したり、バックアップを取ったりといった作業を定期的に行っています。その際、操作を誤るなどデータが流出する可能性が考えられます。

一方で、利用者側の操作ミスもデータ消失のひとつの原因です。一度削除してしまうと復元が難しい場合も多くあるため、利用する際には十分に注意して操作しましょう。

クラウドサーバーを選ぶ際のポイント

クラウドサーバーを選ぶ際のポイント
クラウドサーバーのサービスにはそれぞれ特徴があります。メリットやデメリットのほかに、各サービスの特徴も押さえておきましょう。ここでは、クラウドサーバーを選ぶときのポイントをご紹介します。どのような点に注目すればよいのかを確認しましょう。

リサーチを行い導入に適切か判断する

サービスの内容をしっかりとリサーチすることは大切です。また、サービスを提供する事業者がどのような会社なのかも調べましょう。クラウドサーバーを提供するうえで培ってきた技術や会社の運営状況などに注目します。運営状況に問題があると、運営やサポートを続けていくことが難しくなるかもしれません。

ほかにも、過去にデータ消失や漏えいなどの問題が起きたかどうか、また起きた場合にはどれくらいの規模であったのかなどを調べます。何度も問題が起きている場合は、発生頻度も確認しましょう。問題が起きたあとの対応方法も把握できると安心です。

事前にサービスの内容と提供元の事業者を調べることで、導入するべきかどうかが判断できます。納得できる適切なサービスを選択しましょう。

契約書や仕様書の内容を確認して判断する

サービスを導入する前には、契約書や仕様書を徹底的にチェックしましょう。内容をよく確認して判断することが重要です。契約書には詳細な契約内容や各対応方法、規定や注意点などが記載されています。問題が発生した場合の対応なども確認できます。

契約書のほかにも、仕様書をチェックすることも大切です。仕様書では、サービスに関する詳細が分かります。対応しているソフトウェアやシステム、・サーバーの規模・処理速度など、求めているスペックであるのかを細かく確認しましょう。

クラウドサーバーのセキュリティ対策の方法

クラウドサーバーのセキュリティ対策の方法
クラウドサーバーは、セキュリティ面でも優れているといえます。現在ではクラウドサーバー側でもさまざまなセキュリティ対策がされているため、安心して利用できます。

しかし、大切な機密情報を保管することよりセキュリティを高めたいと思う方もいるのではないでしょうか。ここでは、クラウドサーバーを使う際に有効なセキュリティ対策をご紹介します。

通信データを暗号化する

まず、データを保存したりダウンロードしたりする際に通信データを暗号化する方法が挙げられます。クラウドサーバー内は基本的には安全であるといえますが、クラウドサーバーと自社サーバーを結ぶ回線に攻撃を受けることがあります。

通信時のデータを守るためには、通信データを暗号化することが有効です。独自の暗号化技術を用いたり、VPNなどのサービスを利用したりする方法があります。VPNは、仮想の専用線を用いてデータを送受信するため第三者から攻撃を受けにくいサービスです。安全にデータの保存やダウンロードができ、情報漏洩のリスクを下げられます。

ユーザー認証を強固にする

クラウドサーバーにアクセスする際のユーザー認証を強固にすることも効果的な方法です。ユーザー認証が簡単である場合、第三者がアクセスしやすくなり情報漏洩にもつながります。

クラウドサーバーにアクセスできるユーザーを限定することも効果的です。また、複数のスタッフがひとつのアカウントを使うことは危険なため、それぞれにアカウントを付与しましょう。利用履歴も確認でき、問題が起こった際の責任の所在も明確にできます。

また、認証のためのパスワードは複雑にしましょう。ほかのサービスで使用しているパスワードや覚えやすいパスワードの使用は避け、定期的に変更することがおすすめです。2段階認証を導入すると、よりセキュリティを高められます。

アプリケーションやOSの脆弱性を解消する

クラウドサーバーは安全でも、アプリケーションやOSに問題があることも考えられます。アプリケーションやOSが脆弱であれば、外部からの攻撃を防ぐことができません。総合的に安全な環境を作りましょう。

利用するクラウドサーバーとの互換性や対応デバイスを確認し、問題のあるアプリケーションは使わないようにします。古いOSでは対応アプリケーションがインストールできず、脆弱性が解消できていない可能性があります。アプデートすることで解消できることもありますので、利用するクラウドサーバーの環境設定を確認しましょう。

データの保管場所を明確にする

クラウドサーバーを利用する場合、データの保管場所を決めましょう。その際、できるだけ分散して保管することをおすすめします。

たとえば、1か所のフォルダへ集めて保管するのではなく、複数のフォルダへ分けて保管します。分散して保管すれば、データ消失のリスクを下げられます。適切にフォルダ分けをして一目で目的のデータを探せるように整理しておくと、作業効率も上がり便利です。

また、データの保管場所を把握しておくことも大切です。しっかりと管理ができていないと、かえってリスクを高める可能性もあります。それぞれのデータの所在を明確にして、いつでも分かるような状態を維持することを心がけましょう。

データのバックアップをとる

クラウドサーバーを利用していても、データのバックアップをこまめにとるようにしましょう。データには消失などのリスクがともないます。バックアップをとることで、万が一クラウドサーバー内のデータが消えてしまっても復元することが可能です。

また、バックアップは定期的にとるようにしましょう。バックアップを自動でとれるソフトウェアなどを利用して、毎日バックアップをとる企業もあります。バックアップデータの保管にはクラウドサーバー上だけでなく、外部ストレージやオンプレミス型サーバーなどを併用するとより安心です。

ハードウェア機器の障害対策をする

ハードウェア機器の故障などから、障害が起こる可能性があることを覚えておきましょう。経年劣化や衝撃による破損・変形などの物理的な故障から、ウィルス感染や災害による停電、操作ミスなどの論理的な故障までさまざまな原因が考えられます。

そのような場合は、予備の機器を準備することもひとつの方法です。問題が起きている機器を修理する間、予備の機器を代用します。常にシステムやデータを最新の状態に保っていれば、予備の機器でもすぐに対応できるでしょう。

セキュリティ対策ならイッツコムのbox!

クラウドサーバーのセキュリティに不安を感じるなら、イッツコムのboxの利用をご検討ください。boxは、コンテンツの管理や共有ができるサービスです。どこからでも安全に保管データにアクセスできます。

ストレージの容量は無制限です。データが増えても容量を買い足す必要がなく、さまざまなファイル形式に対応しています。ダウンロードをしなくてもファイルを表示でき、サーバー内のデータをスピーディーに閲覧できることもポイントです。

また、高いセキュリティ技術もboxの強みです。ISO27001の基準をクリアし、アメリカ合衆国の司法省でも採用されているサービスです。

まとめ

まとめ
クラウドサーバーは、セキュリティ面でも信頼できるサービスであるといえます。端末にデータを保存しなくてもよいため、紛失による情報漏洩を防げます。サービスによってさまざまな特徴や機能があるため、契約書や仕様書をしっかり確認しましょう。

高いセキュリティレベルのクラウドサーバーでファイルやデータを保存したい方は、イッツコムのboxをご利用ください。容量無制限でさまざまな形式のデータを保存できます。いつでもどのような端末からでも、必要なデータへアクセスできる環境作りをサポートいたします。