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防災インタビューVol.25

「次の世代」に伝える耐震と防災の活動

放送月:2007年12月
公開月:2008年7月

小田 順子 氏

東京いのちのポータルサイト理事

アパート探しのチェックリストとアパート暮らしのチェックリスト

小田:ここで、森山さんご自身をチェックしていっていただきたいと思います。大きく2つに分けて、アパート探しのチェックリストと、アパート暮らしのチェックリストがあります。まず1番目は建築年代です。クイズにも出ましたが、1981年、昭和56年6月よりも前なのか後なのか? まずご自宅は木造ですか? 鉄筋ですか。

森山:鉄筋です。1982年以降に造られたものです。

小田:それでは、ここで30点ゲットです。ちなみに木造の場合も、1981年以前なのか、あるいは1982年以降なのかというところで、このような配点がされています。1981年以前に建った建物は、その時点で、もうマイナス50点という配点になっています。では今度は建物のバランス・構造についてです。1階に駐車場や商店が入っていて、壁が少ない形になっていたりしますか。

森山:大丈夫です。

小田:1階に駐車場や商店が入っていて壁が少ない形になっていたりしている状態だと、マイナス20点です。では、1階や2階よりも、その上の階が大きいなどの奇抜な形になっていたりしますか。

森山:なっていないです。

小田:いわゆる頭でっかちのような形になっていると危険なので、マイナス10点です。では、5階以上の高層階の部屋にお住まいですか。

森山:5階に住んでいます。

小田:5階、入ってしまっていますので、マイナス20点。5階以上の高さですと、かなり揺れが大きくなるようなんですよね。1階が例えば震度5強であれば、20階だと6強か7になるらしいので、高ければ高いほど揺れが大きくなるそうです。ということで、森山さんはマイナス20点。せっかく1番で30点稼いだのに引かれてしまいました。ここで分かることは、住んでいる建物の建築年代は大丈夫だけれども、建物のバランス、構造が危険であるということです。

小田:では次は、今お住まいの場所の地盤について、その土地の硬さを、地図や地名でチェックするという項目です。森山さんが今お住まいの所は、昔から家があったような、固い地盤とか、あるいは丘の上だったりしますか。

森山:はい。大丈夫です。

小田:そうするとプラス20点です。ということは、海とか池とか川、津、江とか、さんずいの付いた地名ではないですか?

森山:区が高津区です。

小田:なるほど。そうするとさんずいが付いていますね。マイナス10点。せっかく20点取りましたが、10点引かれてしまいます。川、谷、窪、堀なんていうのも同じですが、付いているとマイナス10点になります。それから、埋め立て地とか傾斜地だったりはしないですか。

森山:それは全然ないです。

小田:そうすると、森山さんのこの項目の点数は20点マイナス10点で、トータル10点ですね。

まずアパート探しのチェックリストを今、森山さんに3つやっていただきましたが、もう1つ町の危険度、あるいは安全度をチェックするという項目があります。救急車や消防車が入れない狭い道路に面した建物に住んでいるとか、そういったことでチェックをしていくようになっています。ここまでがアパート探しのチェックリストです。

住むべき家を探すときに注意していただきたい項目と、日々の暮らしの中で注意していただきたい項目というのがあります。まずは室内をチェックします。例えば1メートル以上の高さの家具があるかどうかとか、きちんとそれを固定しているかどうかとか、そういった項目が幾つかあります。それから最後に避難ですね。安全に素早く逃げられるかどうかをチェックしていく。例えば枕元にいつもホイッスルを置いているかとかです。これは助けを呼ぶときに、声が出ないとか、聞こえないとか、けがをしているとかの時のことを考えて、ホイッスルは枕元、あるいはいつも持ち歩いているほうがいいのです。その他、スリッパや靴がいつも枕元にあるとか、幾つか項目があります。結局、森山さん、最初はとても成績が良かったのですが、全部チェックしてみたら合計は47点でした。これだと不合格です。防災グッズをそろえておく必要があります。ワンセグやラジオが携帯に付いているものを持ったり、枕元に懐中電灯を置いておいたり、身近にできることですから、これをやるだけで相当、点数が上がります。

緊急地震速報に対する訓練

緊急地震速報に対する訓練の仕方もマニュアルにも書いてあります。地震には、P波とS波というのがあるらしいのです。その2つの波の時間差を利用して、地震が来るほんの数秒前に「来るよ」ということを知らせてくれる、それが緊急地震速報です。例えば「5秒、10秒で地震が来るよ」と言われたときに、何をするかというのをその場で判断しようとすると、急にはなかなか思い付かないので、日ごろから練習しておきましょうということなのです。

まずは自分で、日ごろ日常生活の中でイメージしていくことが大事だと思います。例えば自宅で寝ている時だったらどうだろうかとか、職場にいる時だったらどうだろうかとか、お昼ご飯を食べている時だったらどうだろう、あるいはカラオケボックスにいたらどうなるだろうというところを都度、日常生活の中で、今来たらこうするというのをイメージしておくということが大事なのだと思います。緊急地震速報は今のところテレビやラジオによるものですが、携帯電話でも近々受信できるようになるそうです。

大学入学直前マニュアル

※今回のインタビュー記事は、東急電鉄の協力のもと、「FM salus」が過去に放送した『東急建設 presents 「サロン・ド・防災」』の内容を、一部改定して掲載しています。