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防災インタビューVol.57

防災ボランティアとは?

放送月:2010年9月
公開月:2011年3月

津賀 高幸 氏

(株)ダイナックス都市環境研究所、研究員

プロフィール

ダイナックス都市環境研究所という会社で働いています。ダイナックスという会社は、市民活動やまちづくりを専門とするコンサルタント会社で、ごみ、廃棄物、環境などを中心に専門の業務を行っており、その一方で市民活動やボランティア活動を専門分野としています。特に僕は、その中でもごみ、廃棄物以外のいろいろな分野の業務に関わっています。
僕が入社したのは平成14年ですが、その年に全国各地で防災に取り組んでいる人たちが一堂に会して情報交換などをしていくイベント、「安全・安心まちづくりワークショップ」が行われました。そしてこのイベントは、ダイナックスと姉妹組織である地域交流センターが事務局をすることになり、僕もこれをお手伝いしたのが防災に関わるきっかけとなりました。
ダイナックスは防災に特化した専門の組織ではありませんが、防災というテーマを扱う場づくりをするコンサルタント会社と、とらえていただければと思います。例えば、イベントの企画運営、関係者が集まって意見交換をするような会議、地域に出ていろいろな方と一緒に町歩きをしたり、地図を作るようなワークショップを行ったりといったものが多いです。

「安全・安心まちづくりワークショップ」について

この「安全・安心まちづくりワークショップ」は、いろいろな地域で防災に取り組んでいる方が一堂に会すイベントで、年に1度、開催する地域と連携して1泊2日のプログラムで行っています。このイベントでは、地域での取り組みについて発表してもらい、そこから自由に意見交換をしたり、地域の方々と交流するという意味で町歩きをしたり、というイベントです。1回目は板橋区、2回目は練馬区、3回目が荒川区、4回目は東京から離れて神戸市で行いました。開催地域だけで言えば非常に限られていますが、北は北海道から南は沖縄まで、いろいろな方々に来ていただきました。地域で長年活動してきた成果を発表し、それを聞いて他の方も学ぶことができますし、実際に災害が起きたときに助け合えるような関係づくりのためにも役立っていました。
このワークショップは、実行委員会形式で運営をしているというのが特徴です。実行委員長は元朝日新聞の記者の井出隆雄さんで、メンバーは国の防災関係などの行政の職員や地域で活動している方など、約50名ぐらいが名を連ねています。これは地域同士のネットワークづくりや情報交換を目的として自由に議論をしていこう、というものです。防災の分野だと、どうしても専門に特化したお話をしてしまう傾向がありますが、ここでは実際に関わっている方の関心がある内容や課題を自由に話し合って、情報交換を行うことが大きな目的です。地域の自治会やNPOなどのボランティア組織の方が行政の方と一緒に、どうやって日頃の取り組みをしていけばいいのかということを中心に、コミュニティーに関する意見交換が核になっています。それ以外にも事業者の取り組みについてや、行政の方がどうやって地域の方を支援していくのか、といった話も出てきました。1回目の時に神戸市の宮西悠司さんが、耐震補強の重要性について提言され、それを受けて東京でも取り組みを始めようということで、場をうまく使って耐震補強の重要性などが話されるようになったのではないかと思っています。
ただ、このイベント自体は神戸で開催された後、中越の長岡で実施され、その後終わってしまって5、6年になります。いろいろな方が集まって自由に議論をすることは、防災の具体的な取り組みをしていく上では非常に重要なことではないかと思いますが、全国的な規模でやるためには、予算や人手が大変になってしまいました。このようなイベントは大変貴重な機会であるので、例えば青葉区で、というように地域ごとに、あるいは幾つかの地域が一緒になって、地域の防災に関わる人たちが取り組み、発表をしたり、情報交換ができる場をつくることが必要だと思います。全国レベルでなくても、地域の実情に合わせて地域単位でやればできるのではないかと思います。

※今回のインタビュー記事は、東急電鉄の協力のもと、「FM salus」が過去に放送した『東急建設 presents 「サロン・ド・防災」』の内容を、一部改定して掲載しています。