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防災インタビューVol.78

耐震防災、減災の町づくり

放送月:2012年8月
公開月:2012年10月

市川 岳志 氏

東急電鉄 ア・ラ・イエセンター センター長

強いまちづくりのために

今回お話しされた大野さんの耐震補強を担当させていただきます市川です。

去年の3月11日以降、私どもア・ラ・イエセンターで、延べ40から50軒ほど、無料の耐震診断を実施させていただきました。その中に大野様もいらっしゃったのですが、診断した中で「大丈夫だよ」というおうちは残念ながら1割ほどで、その他9割は何かしら補強が必要だという状況でした。そのうち実際には全体の1割の方しか補強工事を実施しておられなくて、われわれとしても非常に心配しており、もう少しお力添えできれば、というふうに考えているところです。

特に関東の方は阪神淡路大震災の時にもあまり関心がなく、対岸の火事というような状況でした。今回、東日本大震災の時には、さすがに関東の方も意識が高まって、大野さんはじめ皆さんからお声掛けいただいたのですが、実際に崩れていないという現実があるものですから、昨今叫ばれています直下型地震の可能性というのを耳にしても、なかなか皆さん重い腰が上がらないという状況です。

しかしながら本当はやはり補強していかなければ強いまちづくりはできませんので、「自分さえよければ」という考えはぜひ捨てていただいて、大野様もおっしゃったように、備蓄もそうですし井戸のお話もそうだったのですが、自分のおうちが避難所になるというくらいに、ぜひ地域貢献ということも踏まえてお考えいただければと思います。わが家だけでなく町全体が強いまちづくり、耐震防災、減災の町を皆さんと一緒に、われわれもおつくりしていきたいと思っています。

このような補強の相談をア・ラ・イエセンターで行っていますが、私どもは耐震だけをメーンにやっているわけではなく、皆さんのお住まいの心配事をトータルでソリューションしていこうという視点で、皆さんにお声掛けをしています。耐震の必要ない方には「必要ないよ」とはっきり言いますし、お住み替えがよい方もいればお建て替えがいい方もいらっしゃいますし、耐震さえすれば大丈夫というおうちもありますので、そういったことをトータルに皆さんにご提案させていただいていますので、どうか安心して、まずはご相談していただければと考えています。インターネットで「ア・ラ・イエ」というキーワードで検索していただければ、ア・ラ・イエのホームページにアクセスできますので、そちらからお問い合わせいただくのが一番いいかと思います。

「ア・ラ・イエ」というのは、改める家、新しい家、それとアラカルトということで、皆さんのお悩みはアラカルトあると思いますので、いろいろなお悩みにお応えするという名前です。ぜひ覚えていただければと思います。

※今回のインタビュー記事は、「FM salus」が過去に放送した「サロン・ド・防災」の内容を、一部改定して掲載しています。

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