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防災インタビューVol.85

コミュニティFMの情報発信、地域ぐるみの防災

放送月:2011年1月
公開月:2013年5月

山田 美智子 氏

湘南ケーブルネットワーク、湘南FMナパサアナウンサー

プロフィール

平塚から参りました山田美智子と申します。私は現在、平塚にあります湘南平塚コミュニティ放送、FM湘南ナパサで朝の情報番組を担当しています。以前は静岡放送におり、その後フリーでやってきて、今は自分が住んでいる地元のコミュニティ放送で番組を担当しています。

FM湘南ナパサでは、局を挙げて防災には力を入れており、ジングルも防災に関するものがあり、「現金、乾パン、飲料水、楽しいグッズに、軍手に、ヘルメット、いつもの薬に」という楽しい歌があります。防災インフォメーションもありますが、防災番組として「ナパサで防災」という番組を作っており、その中の第1週が「地震その時あなたは」という番組です。それはラジオのFM湘南ナパサだけではなく、湘南ケーブルネットワーク、SCNのテレビでも共同制作で「地震その時あなたは」という番組をずっと担当しています。これは「サロン・ド・防災」のように、いろいろなゲストに出ていただいて、防災について市民の方々に伝えていただくというトーク番組で、これをずっと担当する中で、防災についてもいろいろ学ばせていただきました。

防災番組「地震その時あなたは」

FMサルースの「サロン・ド・防災」は、2010年に日本災害情報学会の栄えある廣井賞を受賞されて、本当におめでとうございます。同じような防災番組に長く関わっている私たちにとっても、このFMサルースの「サロン・ド・防災」が受賞されたということは、わが事のように本当にうれしく思いました。「サロン・ド・防災」では、プロの専門家の方々にお話を聞いて、防災について皆さんに知ってもらう番組ということで、これはとても素晴らしいことだと思います。

私たちが担当している防災番組「地震その時あなたは」は局の制作ではなく、FM湘南ナパサとSCNクラブという市民活動グループが作っているのが特徴です。一月に1回ゲストをお迎えして、FM湘南ナパサでは月に1回の放送ですが、テレビの湘南ケーブルネットワークSCNでは何と毎日、午後4時から放送しています。この番組は共同制作で、同じ内容をラジオでもテレビでも放送しているのです。災害時にはラジオのほうが比較的情報を発信しやすいということで、逆にケーブルテレビは、ケーブルなのでなかなか復旧するのが遅いだろうということで、取りあえずFM湘南ナパサのスタジオにカメラを入れて、ラジオの情報をテレビにも流せるようにという趣旨で、ゲストに来ていただいて、カメラを持ち込んで制作しています。その収録したものをケーブルテレビで毎日、再放送の形で流しています。

内容としては、あらゆることを扱っています。ライフラインであるガス会社の方や電気会社の方、水道局の方に出演していただいて、いざとなったときに平塚でどうやってライフラインを復活させるかについて伺ったり、FMサルースのように専門家の先生にいらしていただいてお話を伺っています。また災害の際には地域がとても大事ですので、地域で一生懸命頑張っている自治会長の皆さんや、消防団の方にもご出演いただいています。このように、いろいろな角度からいろいろな方に出演していただいて、何と170回目を迎えるので、170人に出ていただいたということになります。

この番組は何と15年近い歴史があります。1994年にFM湘南ナパサが開局しまして、その次の年に阪神淡路大震災が起こりました。それ以来ずっと放送を続けているわけですが、やはりネットワークはとても大事です。ただ放送するだけでは防災に強い町にはならないということで、いろいろ考えました。そこでケーブルテレビのSCNクラブと協力して、「地震その時あなたは」とは別に30分番組を制作して、その中で丁寧に防災の活動を紹介するということもやってまいりました。

「ひらつか防災まちづくりの会」に参加して

このように番組を通して防災について考えてもらうということで、いろいろやってはきましたが、番組を見た方が、すぐに行動にまで移すということはなかなかできていません。そのような折に「ひらつか防災まちづくりの会」に取材に行きました。以前から平塚はとても市民活動が盛んな所で、いろいろな方々が防災について市民活動を行っていたのですが、そういう活動をしている人たちが一つになって、緩やかなネットワークで、市民活動グループとして防災に関する活動を行うグループをつくりました。それが「ひらつか防災まちづくりの会」です。私はSCNの番組がきっかけで、そこに取材に行きましたが、一生懸命取り組んでいるうちに取材する立場ではなく、自分も「ひらつか防災まちづくりの会」の会員になって、一緒にいろいろな防災の活動をするようになりました。

命を守るということはとても大切なので、環境や福祉、防災について、いろいろな情報を発信していく中で、何とか強いコミュニティー、支え合うまちづくりができないかということで、取材は情報発信だけでなく、活動もしているという状態になっています。

特に平塚は相模湾に面していますので、もしかしたら津波が来るかもしれないということもありますし、金目川と相模川に挟まれて、液状化しやすい所もあるので、防災についての意識はとても高い地域です。私は取材を通して「ひらつか防災まちづくりの会」の発足に関わり、私もこの会員になろうということで、会員として防災の活動をずっと続けてきております。

※今回のインタビュー記事は、東急電鉄の協力のもと、「FM salus」が過去に放送した『東急建設 presents 「サロン・ド・防災」』の内容を、一部改定して掲載しています。