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防災インタビューVol.123

災害をイメージして、災害に備えよう

放送月:2015年12月
公開月:2016年7月

太田 智久 氏

内閣府防災担当(被災者行政担当)付

プロフィール

私は現在、内閣府防災担当に勤務しておりますが、実際は静岡県富士市という、富士山の麓にある市の職員です。今、被災者行政担当室という所におりますが、この部署では、災害が発生したときに、各被災地に避難所が作られ、災害救助法という法律に従って、直接お金の支払いや、災害時要援護者や避難行動要支援者といわれるお年寄りへの支援の策を、各自治体が取り組む際の法律の所管をしています。

私が、防災担当になったのは今から8年前になります。通常市役所の職員は3年から5年ぐらいのスパンで異動があり部署が変わるわけですが、私は8年前に防災の担当部署に異動したというのがきっかけで、今の仕事をしています。

地区防災計画に携わって

富士市での仕事として、私は昨年、ある自治会の地区防災計画の作成に関わらせていただきました。これは、地区防災計画の策定が法律上で定められて、富士市で作った最初の地区防災計画だったので、どんなものになるのかという不安と期待を持って携わりました。その時に、まちづくりをやっている方々といろいろと関わらせていただいたのですが、その中にやはりキーになる人が大勢いて、それぞれの立場でいろいろな日ごろのまちづくり活動をされていました。そういう方々のパワーを感じながら一緒に地域防災の一部をつくることができた経験を通して、自治体の職員は、このようなことを積極的に行っていくべきだということ、そして、防災について計画を立てるためには、やはり人が一番大事であるということを強く感じました。

災害をイメージし、対策を考える

私たちは、よく「防災対策」と簡単に言ってしまいがちですが、実際に災害を防ぐことというのは、なかなかハードというか、工作物で防ぐことはできません。しかし、防災のために私たちに何ができるかを考える時に、まず大切なのは、自分が住んでいる家、勤務先、学校、そういったところでどんな災害が起こる可能性があるのか、どの災害が一番危険性が高いのかというようなことを、まずはイメージしてもらう、知っていただくということだと思います。

具体的には、各市や区で配られているハザードマップを確認して、自分のいる場所で、どんな災害の危険性があるのかをまず知ることです。それと同時に、例えば、家の周りが他の土地より低くなっていないかということも含めて、自分の目で見て歩いて確認することも大切です。夜、歩いてみると、通常は街灯がありますが、災害時には一切それがなくなりますので、そういったようなこともちょっとイメージしながら、まずは自分の住んでいる所の被害はどのようになりそうかというのを考えていただきたいと思います。また、家から離れているときのことを考えておくことも大切です。例えば、都会の繁華街や駅などは耐震性などについては、最近は見直されてきていますが、やはりそういった人が多く集まる所は、パニックになることが一番怖いことなので、そういった所でも落ち着いて行動できるように「こういうことが起きたら、こうするんだ」というイメージを持っていることが重要なのではないかと思います。

そして、イメージした災害に対して、今度は対策につなげていくことが大切です。イメージしただけで終わるのではなく、まずはイメージして、それを行動に移していく必要があると思います。私も現在は単身赴任でこちらにおり、地下鉄で通勤していますが、もし地下鉄が止まった際にも対応できるように、携帯トイレやようかんなどを少しバッグの中にいれて持ち歩いています。そのように、何かが起こった際に対応するために、今自分でできることからまず始めていくことが大切だと思っています。

※今回のインタビュー記事は、東急電鉄の協力のもと、「FM salus」が過去に放送した『東急建設 presents 「サロン・ド・防災」』の内容を、一部改定して掲載しています。