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防災インタビューVol.194

ソーシャルグッドアクターとして ~災害関連死ゼロへ~

放送月:2021年11月
公開月:2022年2月

早瀬 マミ 氏

俳優・上智大学非常勤講師・防災士

FMサルースで放送された音源をお聞きいただけます。

プロフィール

私は俳優として映画やCM、ドラマ、舞台に出演しておりまして、自分でも演劇やパフォーマンスの公演などを企画制作して活動しています。また上智大学の非常勤講師をしており、今年で3年目になります。そこでは演劇のエッセンスを入れたゲームやエクササイズを取り入れながら、生徒が課題に取り組む前に個人の能力や興味、そして一人一人の魅力を最大限に引き出して自分の心と体を把握し、日頃は隠れがちな魅力を引き出してチームとしてより良く機能してもらえるようなワークショップも行っています。過去には福岡県の西部ガスの社員研修や横浜の中学校での職業講話などもさせていただきました。

リスナーの皆さんは「どうして私がこの番組に出演しているのか」と不思議に思っている方も多いと思いますが、私は災害関連死ゼロにする取り組みを行っている、一般社団法人助けあいジャパンのメンバーであり、防災士でもあるということでお声掛けいただきました。防災士と言っても昨年取得したばかりで、まだまだ勉強中の身です。私自身がどのように防災に関わっているのか、またその経緯をお話しすることで、「こんな人がいるんだな」「こういう方だったら一緒にこんなことができそうだな」というふうに思って防災に関心を持っていただけたらとてもうれしいです。

俳優業と防災

私は、子どもの頃から朗読が好きで、みんなの苦手とする創作ダンスにひそかに燃えていたり、学年末のお楽しみ会でオリジナルの劇を作って演出したりしていました。まだ複雑な言葉や多くの概念を持っていない頃に、自分の体を使って表現をするということは、私がこの世界に存在するためのまるで呼吸をするツールのように感じていました。それで11歳から芝居の勉強を始めまして、高校では陸上部でしたが、それを引退してからは当時演技を教わっていた講師の方が主催する劇団の公演の演出助手として芝居作りにも関わりました。その後、20歳で運良くスカウトされてプロデビューを果たしました。私は、子どもの頃から自分の好きなことに出会えて、非常に幸運な人生だと思っています。そこから舞台と映像のお仕事を中心にさせていただいていましたが、ちょうど25歳の時に自分を取り巻く環境が大きく変わったことで、ちょっといろいろ考えまして、いったん俳優業からは離れて、20代の優先順位として「生きていく力」を付けることが先決だと思って方向転換をすることにしました。俳優修行をしている人にとって「30歳の壁」というのがありまして、その頃になると、地元に戻ったり、結婚したりして俳優を辞めていく方が多いのですが、私は、社会で経験を積んで、仕事で一人前になって、俳優業に復帰するというもくろみがありました。ところが、25歳で仕事を始めてから、30歳までというと5年しかありませんので、5年で一人前になるのは到底無理でして、自分が納得できるまでにたどり着くには、12年もかかってしまいました。そうなると俳優として復帰するなどというのは、夢の夢かなと思ったりもしていました。

まず方向転換して始めた最初の仕事は東京ガスで、住設機器メーカーや、街のエネスタやエネフィットという地域のサービスショップとの間で部品調整や検収業務などをしていました。そこで何年か働いた後に、東京ガスの社内カンパニーの第一号であるEPM、Environment Project Managementという会社で、幸運なことに、環境問題にかかわる事業の3人のメンバーのうちの1人として、お声掛けいただきました。そこでやっていたことは、一般公募で里山への植樹ツアーをしたり、アジアで初めての国際環境映像祭である、「EARTH VISION 地球環境映像祭」の企画運営、または地球温暖化学習施設の「ストップおんだん館」のオープニングとか、環境省との共催イベントなどに関わりました。

それらの制作業務や秘書業務に加えて、司会業やワークショップ講師という新しいチャレンジを与えていただいたのもその頃でした。多くのお子さんたちもそうだと思いますが、何か世の中の役に立てるような仕事がしたい、社会問題を解決したいという思いを持っていたので、そういうことに関われる仕事が出来たことは非常にエキサイティングで、もっと深いところまでやっていきたいと思っていました。当時の上司がいろいろな仕事を振ってくれたので、そのおかげで能力の拡張ができて、今につながっているので、とても感謝しています。司会業などもやっていましたが、上司からは「マミちゃん、できるでしょう?」といろいろ振っていただきましたので、後々俳優に復帰するための一つの助けとなっていました。人前に出る機会が定期的にあるということで、緊張感も生まれますし、演技は内側から生まれてくるものでないと、本当にうそに見えてしまうので、今まで経験がなかったビジネスシーンなどについても経験を積ませていただくことによって、芝居の厚みが出てきた気がしています。

※今回のインタビュー記事は、東急電鉄の協力のもと、「FM salus」が過去に放送した『東急建設 presents 「サロン・ド・防災」』の内容を、一部改定して掲載しています。