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テレワークに欠かせない通信環境!おすすめのネット回線やセキュリティ対策

テレワーク環境を構築するには、通信環境の整備は欠かせません。安定した通信を確立するには適切な回線の選定や安全に作業できるセキュリティの構築が必要です。しかし、どのようなことに気を配ればよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、テレワークに必要な通信環境やセキュリティ対策を分かりやすく紹介します。業務内容や働く場所で異なる環境設定を理解することで、スムーズにテレワークを始められるでしょう。

テレワークする場所で異なる環境設定

テレワークとひとくちにいっても働き方にはいくつかのスタイルがあり、それぞれの環境に適したインフラ整備が必要です。テレワークのスタイルは在宅勤務・サテライトワーク・モバイルワークの3種類に大別されます。

ワークスタイルスタイルの概要
在宅勤務自宅からパソコン、電話、FAXなどでオフィスと連絡を取り合って働くスタイル
サテライトワーク勤務先以外のレンタルオフィスやスポットオフィスなどからパソコンを使って連絡を取って働くスタイル
モバイルワーク営業先などからパソコンや携帯電話などを使ってオフィスと連携して働くスタイル

どのスタイルでも共通しているのは、勤務先のオフィスと通信手段を使ってコミュニケーションをとっていることです。通信手段の確立は、テレワークには欠かせません。

テレワークのスタイルで選ぶ回線タイプ

テレワークで業務効率を上げるには、ワークスタイルに応じたインターネット回線の選定が不可欠です。働く環境によって適切な回線は異なるので、各回線の特色を把握しておきましょう。ここでは、各ワークスタイルに適した回線の種類を解説します。

在宅・サテライトオフィスは「固定回線」

在宅やサテライトオフィスで作業を行う場合は、固定回線がおすすめです。固定回線とは屋内で利用するために設置したインターネット回線を指し、電柱から屋内に回線を引き込んで使用します。固定回線には以下のようなメリットがあります。

・接続が安定している
・通信速度が速い
・データ通信容量の制限がない
・TVや電話、FAXともつながる

現在主流の固定回線は光回線とADSLがありますが、 ADSLは2023年でサービスを終了する予定です。回線速度なども光回線が優れているので、これから導入するなら光回線をおすすめします。

モバイルワークは「ポケットWi-Fi」「携帯SIM」

外出先で移動する機会が多いモバイルワークの場合は、ポケットWi-Fiや携帯SIMなどのモバイル回線がおすすめです。モバイル回線は回線が固定していない無線回線で、移動中や移動先でもインターネットに接続できます。モバイル回線の主なメリットは以下の通りです。

・場所に縛られずどこでも仕事ができる
・会社から従業員に提供しやすい
・必要に応じたデータ通信容量を選べる

モバイルワークで重要なのは、場所を選ばずにインターネットを使用できることです。ポケットWi-Fiや携帯SIMのキャリアによってサービスエリアなどが異なるので、環境にマッチした回線を選ぶことも意識する必要があります。

テレワークでも円滑に仕事をするための通信速度

ストレスがなくテレワークを行える環境を整えるには、通信速度を意識することが重要です。どれくらいの通信速度があれば、円滑に仕事ができるのでしょうか。ここでは、インターネットの用途に応じた通信速度の目安を解説します。

通信速度の目安

仕事でインターネットを使用するうえで、快適に通信できる速度のひとつの目安は10Mbpsです。10Mbps~30Mbpsほどの速度が出ればストレスなく作業ができるでしょう。大容量のデータのやり取りが多い方は、なるべく速度の出る回線を選ぶことをおすすめします。

・Webページの閲覧やメール受信は1Mbpsが目安
・ビデオ通話は3Mbps程度出れば快適
・1Mbpsの場合は10MBのファイルをダウンロードするのにおよそ90秒
・10MBのファイルは10Mbpsなら9秒、30Mbpsなら3秒ほどでダウンロード可能

通信速度は環境に左右する

通信速度は、さまざまな要因の影響を受けて常に変化しています。光回線は最大通信速度では1Gbps程度出ることは珍しくありませんが、実際に使用するとカタログスペックの通信速度が出るとは限りません。

通信速度が下がる原因は、「利用している回線」「パソコンスペック」「同時に利用する人の数」など多岐にわたります。速度が出ないと感じるときは、原因を切り分けてひとつひとつ確認していきましょう。

テレワークだからこそセキュリティ強化を!


社内の情報をインターネット経由でやり取りする機会が多いテレワークでは、特にセキュリティを意識することが重要です。大事な情報を盗み見られて流出してしまった場合、会社にとって致命的なリスクになる危険性があります。

テレワークでのセキュリティの必要性

テレワークを実施するにあたって、セキュリティは無視できない重大な課題です。テレワークで働く方の環境はさまざまなため、誰でも使える一定水準以上のセキュリティ対策を会社側で用意する必要があります。技術的な問題だけでなく、マルウェア感染や紛失・盗難のリスクを避けるためにユーザーに注意を促すことも大事です。

VPNはリスクがある

VPNは通信を暗号化し、セキュリティの強度を高めます。しかし、ユーザーに適切な運用知識がなければ、リスクが発生する場合があります。

VPNを使用すれば、安全が確保できるわけではありません。専用回線のように外部からのアクセスが不可能な仕組みとは異なります。ユーザーのセキュリティ意識が低いまま運用すると、悪意のある攻撃を受けて情報漏洩などのリスクが高まるでしょう。VPNは公衆回線の使用を意識し、併せてセキュリティ対策を実施することで安全性の向上が可能です。

おすすめは利用者限定の閉域網

自宅やサテライトオフィスなどから安全に社内ネットワークに接続するには、閉域網を使用するのがおすすめです。閉域網はインターネットを経由せずに専用の接続経路でアクセスするため、VPNよりも安全にデータのやり取りができます。

VPNが通信を暗号化して内容を分からないようにしているのに対し、閉域網は通信があること自体が外部からは知りえません。イッツコムではSIMを使ったモバイル閉域接続をご提供しています。専用SIMのみで専用の接続経路を判別し、強固なセキュリティが実現しました。

テレワークを導入するならビデオ会議にも備えよう

テレワークの普及でビデオ会議が開かれる機会は増えています。そのような中で、映像のカクつきや動作が重いと感じている方もいるのではないでしょうか。セキュリティの観点から安全に通信を行うためにも、通信環境を整えることが大切です。

オフィスの通信環境をチェックする

ビデオ会議を行う際は、オフィスの通信インフラが適応しているかチェックしましょう。インターネット回線に問題なく接続できるか、使用するデバイスが最適化しているか、しっかりセキュリティ対策が取れているかを確認してから実施するように心がけましょう。

光回線にアップグレードする

ビデオ通話では複数の拠点と映像の送受信を行うため、スムーズに通信を行うにはある程度の回線速度が必要です。通信速度を計測してビデオ会議にふさわしくなければ、光回線に乗り換えることも検討しましょう。

光回線とADSLでは、通信の安定性と通信速度に大きな差があります。特に通信速度の差は大きく、ADSLの最大速度は50Mbps程度ですが、光回線は最大1Gbps(1,000Mbps)が主流です。

閉域網と併用する

ビデオ会議の秘匿性を確保するには、閉域網と光回線を併用するのが効果的です。限られたユーザーのみが接続できる閉域網を利用することでセキュリティを強化し、光回線と併せることでデータの送受信に時間がかかるストレスからも解放します。

イッツコムの安定した通信回線でテレワークを始めよう!

イッツコムが提供している光回線は、安定した高速通信を実現しました。セキュリティを強化することで、テレワークに対応するオフィスにグレードアップできます。

サテライトオフィスに導入すれば、オフィスと変わらない環境でサクサクと仕事をこなせるでしょう。プロバイダ契約が必要ないため、現在の環境を変えずにスムーズに移行できるのも強みです。

まとめ

ストレスがなく安定して作業できるテレワークを実現するには、通信環境の整備は避けては通れません。セキュリティ対策や通信速度の目安を確認して、適切なインフラの構築をしましょう。

ビジネスでも活躍する安定した接続と信頼できるセキュリティを兼ね備えているのが、イッツコムの光回線です。イッツコムの光接続は通信の安定性が高く、閉塞網による安全性が業務効率化やセキュリティの向上につながります。快適な通信環境でリモートワークをするのであれば、ぜひイッツコムにご相談ください。