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Wi-Fi導入におすすめのプロバイダとは?利用スタイルとサービス内容がカギ!

オフィスや店舗にWi-Fi環境の構築を検討していて、プロバイダ選びに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。プロバイダによってサービス内容や通信機器のスペックが異なるので、設置場所や使用目的に合ったプランを選択することが大切です。

そこでこの記事では、Wi-Fi環境に適したプロバイダの選び方や、イッツコムのWi-Fiサービスについてご紹介します。利用スタイル別のWi-Fiサービスの選び方や、業務用に向いているプロバイダ選びのポイントを知ることで、自社に合ったWi-Fi環境が構築できるでしょう。

Wi-Fiの導入にはプロバイダ契約が必要不可欠

Wi-Fiによる無線接続は有線接続を代替するものなので、Wi-Fi機器を接続しただけではインターネットに接続できません。Wi-Fi接続を経由してインターネットに接続するには、通信事業者とプロバイダサービスの契約が必要です。Wi-Fiとプロバイダの関係性を解説します。

Wi-Fi導入にプロバイダが必要な理由

プロバイダはインターネットに接続したサーバーを管理・運用しており、契約者に「IPアドレス」を発行します。IPアドレスはインターネットで使用するデバイスの住所(識別番号)であり、インターネットへの接続にはIPアドレスが必要です。

プロバイダと契約しなければ、インターネットの入り口(中継地点)を通過できず、IPアドレスも取得できません。Wi-Fiはプロバイダのサーバーより手前のネットワークで利用するので、インターネットに接続するならプロバイダ契約が必要です。

好きなプロバイダは選べない?!

インターネットに接続するには、光回線やCATV(ケーブルテレビ)といった通信回線と、通信回線とインターネットの中継地点であるプロバイダの契約が必要です。ユーザーのデバイスから通信回線を通ってプロバイダのサーバーにアクセスすることで、インターネットに接続できます。

通信回線によって対応するプロバイダに違いがあるので、通信回線とプロバイダは限られた組み合わせの中からセットで選ぶ仕組みです。通信回線によって、プロバイダの選択肢はひとつだけだったり複数だったりします。

プロバイダによって左右されるポイント

プロバイダによって、運用するサーバーの品質・管理体制や、レンタルできるWi-Fiルーターの性能に違いがあります。サーバーの安定性やWi-Fiルーターの性能の違いで、同じ通信回線でも通信速度は異なる仕組みです。

また、メールアドレスの付与やウイルスチェックといったサービス内容にも違いがあり、月額料金の設定も異なります。通信速度やサービス内容を加味して、料金に納得できるかどうかを検討することが大切です。

プロバイダを選ぶ前にWi-Fiの利用スタイルを決めよう

Wi-Fiの利用スタイルによって、Wi-Fi環境の構築方法や設定が異なります。現在主流なWi-Fiの利用スタイルは、光回線とWi-Fiルーターを組み合わせる方法と、モバイルWi-Fiルーターを利用する方法です。それぞれの利用スタイルの環境設定やメリット・デメリットを解説します。

「光回線」+「Wi-Fiルーター」

屋内での一般的なWi-Fiの利用スタイルは、無線LAN環境を構築することです。通信回線事業者・プロバイダと契約して通信回線を屋内に引き込み、Wi-Fiルーターとデバイスを無線接続します。光回線とWi-Fiルーターを組み合わせる主なメリットは以下の通りです。

・高速な光回線でインターネットに接続できる
・通信量が無制限
・LANケーブルの取り回しが不要
・LANポートがないデバイスも光回線を利用できる

光回線は最大通信速度1Gbpsが一般的で、CATVやADSL(非対称デジタル加入者線)より高速である上、基本的に通信量の制限がありません。光回線の有線LAN環境はLANケーブルの取り回しを要しますが、無線LAN環境はONU(光回線終端装置)とWi-FiルーターをLANケーブルで接続すれば、複数デバイスの同時無線接続ができます。

ただし、光回線を導入するなら、基本的に回線工事が必要です。工事費用や工事までの待ち時間を要します。他の通信回線に比べて月額料金は高額であることもデメリットです。

モバイルWi-Fi

光回線と据え置き型のWi-Fiルーターを組み合わせるスタイルの他に、モバイルWi-Fiルーターを利用するスタイルもあります。モバイルWi-Fiルーターを利用するメリットは以下の通りです。

・回線工事が不要
・特別な配線や設備も不要
・外出先でも屋内と変わらない通信環境を得られる
・数台程度のデバイスなら同時無線接続もできる
・通信量無制限のサービスもある

基本的に屋外利用を目的としたサービスで、モバイルWi-Fiルーターさえ持ち運べば、比較的高速な通信速度が屋外でも得られます。回線工事や初期設定の手前がかからず、契約した日からWi-Fiを利用できることもメリットです。

屋内でも利用できますが、通信速度や同時接続数といったスペックは高くありません。また、サービスエリア外に移動したりモバイルWi-Fiルーターのバッテリーが切れたりすると、Wi-Fiが利用できなくなることもデメリットです。

業務用に向いているWi-Fiサービスで選ぶプロバイダ

家庭向けと法人向けのWi-Fiサービスは、レンタルできる通信機器のスペックに大きな違いがあります。法人向けのWi-Fiサービスは来客・社員が同時接続するケースもあるので、セキュリティ対策やサポート体制も重視したいポイントです。業務用のWi-Fiサービスの特徴やプロバイダ比較を解説します。

業務用に向いているWi-Fiとは

業務用のWi-Fiサービスを選ぶ際は、電波範囲・同時接続数・サポート・セキュリティ・複数Wi-Fiアクセスポイントの一元管理がポイントです。

 家庭向けWi-Fiサービス法人向けWi-Fiサービス
電波範囲狭い広い
同時接続数10台程度まで数十台(Wi-Fiアクセスポイント1台当たり)
サポート簡易的24時間サポートにも対応
セキュリティ必要最低限強固
複数Wi-Fiアクセスポイントの一元管理基本的になしあり(必要に応じてWi-Fiアクセスポイントを増設)

家庭向けのインターネット接続サービスは、Wi-Fiルーターの無料レンタルもサービス内容に含むことが一般的です。これに対し、多くの法人向けWi-Fiサービスは「Wi-Fiアクセスポイント」をレンタルします。Wi-Fiルーターは、アクセスポイント機能とルーター機能を兼ね備えた通信機器です。

Wi-Fiアクセスポイントにルーター機能はなく、ひとつのルーターに対して複数のWi-Fiアクセスポイントを接続できるので、広いオフィス内の無線LAN環境構築に向いています。業務用のWi-Fiアクセスポイントは電波範囲が広く、同時接続数も多いのが特徴です。

来客と社員のアクセスを分離したり、機器を操作してもID・パスワードの設定ができない仕組みにしたりして、セキュリティを高めているWi-Fiサービスもあります。運用中にはトラブルの発生もあり得るので、Wi-Fi利用状況の管理体制や、サポートの充実度も重視しましょう。

業務用Wi-Fiサービス比較

業務用のWi-Fiサービス事業者は、独自のWi-Fiアクセスポイントやサポートを提供しています。サービス内容は事業者によって異なるので、多角的に比較しましょう。例として3社のWi-Fiサービスを比較すると以下の通りです。

 A社B社C社
初期費用不要2万円2万9,800円
月額費用2,200円~3,480円~500円
電波範囲半径25m不明不明
同時接続数30台~100台126台最大100台
サポート365日9時~21時365日24時間365日9時~20時
セキュリティ対策高い高い標準
Wi-Fi一元管理ありなしなし

窓口ひとつで契約できるイッツコムの選べるサービス

東急グループのイッツコムは、東急線沿線の方へインフラサービスを提供しています。さまざまな施設にシステムを導入してきた実績があり、シンプルなシステムから複雑なカスタマイズまで、豊富なサービスを提供できるのが強みです。Wi-Fi環境の構築に関する、イッツコムのサービスを解説します。

接続サービスに特化した回線プラン

他社のプロバイダサービスは、マイページやメールアドレスの提供をサービスに含むことが一般的です。提供されるサービスの中に不必要なものがあっても、個別にキャンセルできません。「月額料金に不必要なサービスが含まれるのは納得できない」という方もいるのではないでしょうか。

イッツコム光接続サービスは、電話サポートのみをサービスに含み、その他のサービスはオプション提供です。必要なものを必要なだけ選ぶスタイルなので、契約の縛りがなく、納得できるプランを設定できます。

 マイページメールホームページ独自ドメインファイルサーバー電話サポート
D社サービスに含むサービスに含むサービスに含むオプション未対応サービスに含む
E社サービスに含むサービスに含むオプションオプションオプションサービスに含む
F社サービスに含むサービスに含むオプションサービスに含むオプションサービスに含む
イッツコム光接続サービス未対応オプションオプションオプションオプションサービスに含む

飲食店やショップに向いている工事不要の「かんたんWi-Fi」

イッツコムの「かんたんWi-Fi」は、工事不要で簡単に導入できます。「かんたんWi-Fi」の魅力は以下の通りです。

・導入が簡単
・スピーディーに利用開始できる
・設定変更は不要
・月額料金が安い

「かんたんWi-Fi」を導入するには、まず電話かWebで申し込みをして契約します。Wi-Fiアクセスポイントが発送されるので、受け取ったWi-Fiアクセスポイントに電源コードとLANケーブルを挿せば、Wi-Fiの設定は完了です。

社内ネットワーク・社内システムの設定変更は必要ありません。工事不要なので、壁面の傷や設置場所を気にせず簡単に導入できます。飲食店・カフェ・アパレルショップ・雑貨店といった小規模店舗や、個展会場・イベント会場の一時的なWi-Fi環境構築に便利です。

オフィスや商業施設に向いている「カスタムWi-Fi」

イッツコムの「カスタムWi-Fi」は、周辺サービスとの組み合わせが自由にカスタマイズできます。「カスタムWi-Fi」の魅力は以下の通りです。

・導入から運用・保守まで一貫サポート
・通信回線選びからトータルにマネジメントできる
・デジタルサイネージやステッカーのセット導入もできる
・セキュリティ対策も万全

電話かWebで申し込みをして、要望のヒアリングと見積もり・提案を踏まえて、設置工事やサービス構築を実施する流れです。セキュリティの設定は事前にヒアリングをして、機器の設定は全てイッツコムが実施します。

Wi-Fiサービスは通信回線・プロバイダサービスの契約を前提としますが、イッツコムなら柔軟な対応が可能です。イッツコム光接続サービスやデジタルサイネージといったサービスもセットで導入できます。

Wi-Fiアクセスポイントの装飾や、ステッカー・卓上POPのデザイン制作も可能です。オフィス内での利用をはじめ、商業施設・ホテル・役所・商店街への導入にも対応します。

まとめ

業務用のWi-Fiサービスを導入するなら、プロバイダ選びが大切です。設置場所や使用目的に合ったプラン・サービスを選択しましょう。

飲食店やショップなら、「かんたんWi-Fi」をスピーディーに導入できます。オフィスや商業施設なら、「カスタムWi-Fi」で周辺サービスの一括導入も効果的です。自社に合ったWi-Fiサービスをお求めなら、多彩なニーズに対応できるイッツコムにご相談ください。