1. コラム
  2. コラム
  3. 企業向けWi-Fiとはどんなもの?高速・安定・快適な通信環境を実現しよう

企業向けWi-Fiとはどんなもの?高速・安定・快適な通信環境を実現しよう

こんにちは!イッツコムの菅です!

「自社のWi-Fi環境が使いにくいから改善したい」
「業務中に遅くなったり切れたりするからなんとかしたい」

このようにお悩みの方もいませんか?オフィスや店舗などの企業ではPCやスマホ、複合機などのさまざまなデバイスをネットワークに接続するため、Wi-Fiの利用が欠かせません。

しかし、Wi-Fiが安定しなかったり遅かったりするなど、何らかのトラブルがあると業務が滞ってしまうもの。生産性を向上させるためにも安定したWi-Fi環境の整備は必須ですよ。

そこで、この記事では企業向けWi-Fiの種類と何を導入すればいいのかをご紹介します。「Wi-Fi環境を改善したい」「新たにWi-Fi環境を導入したい」と考えているなら、ぜひご参考ください。

企業向けのWi-Fiを大きく分けると3種類!

企業向けのWi-Fiを大きく分けると、「光回線+Wi-Fiルーター」「ホームルーター」「モバイルルーター」の3種類があります。自社にピッタリの環境を構築するためにも、それぞれの特徴を正しく理解することが大切ですよ。これから詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

光回線+Wi-Fiルーター

光回線+Wi-Fiルーターは一般的な通信環境なので、「この方法を検討しているよ!」という方も多いでしょう。社内にあるデバイスはあらかじめ設置したWi-Fiルーターに接続し、ルーターから先は有線接続でネットワークにつながっています。

ホームルーター

ホームルーターは導入しやすいWi-Fi環境として知られており、社内には提供元が用意する専用のルーターを設置します。ルーターから先はdocomo・au・Softbankなどの携帯キャリアが使用する電波を使用してネットワークに接続します。

社内のデバイスはホームルーターにWi-Fiで接続し、そこから先は無線通信でネットワークにつながるので社内に有線区間はありません。

モバイルルーター

モバイルルーターも仕組みはホームルーターと一緒です。デバイスはWi-Fiでモバイルルーターにアクセスし、ルーターから先は携帯キャリアの電波を使用します。

ホームルーターとモバイルルーターの大きな違いは「モバイルルーターは外に持ち出すことを前提としている」という点です。

ホームルーターの一部には、契約上設置場所として申告したところでしか使えないものがあります。しかし、モバイルルーターは電波が届くところならどこで使ってもOKです。ルーターにも持ち出しを前提としてバッテリーを搭載しているので、より柔軟性が高いWi-Fi環境といえますよ。

オフィスや店舗にWi-Fi環境を構築するなら「光回線+Wi-Fi」

「光回線+Wi-Fi」のネットワークを図解すると、このようになっています。この方法でネットワークに接続する場合、以下の流れで環境を整備します。

1. 光回線を契約する
2. 社内にWi-Fiルーターを設置する
3. デバイス(PC/スマホ/複合機など)にWi-Fiルーターに接続するための設定をする

「すでにオフィスや店に光回線を引いているよ!」という場合は手順2以降の作業だけでOKです。光回線+Wi-Fiには大きなメリットがあるので、ひとつずつチェックしていきましょう。

安定性が高い

この方法ではルーターから先の区間が有線接続になっているので、安定性が高いことがメリットです。基本的に、ネットワークにおいては無線より有線のほうが安定します。

後ほどご紹介するホームルーターやモバイルルーターより安定する傾向があるので、「仕事中に切れたら困る」「安定性は何よりも大事」と思うならこちらがおすすめですよ。

回線速度が速い

大元の光回線の最大速度は1Gbps・2Gbps・10Gbps・20Gbpsなどさまざまですが、docomoやau・Softbankが提供する携帯回線よりは高速です。ルーターから先の区間が電波状況に左右されないこともあり、ホームルーターやモバイルルーターより実効速度も出やすいといえます。「Wi-Fiって速度が遅いんじゃないの?」と不安に感じているなら、ぜひこの方法を検討してみてくださいね。

専用回線を提供しているサービスもある

中には専用回線として一定の帯域を自社専用のものとして使えるサービスもあります。一般的なサービスと比べて高価ですが、重要な通信に使うWi-Fi環境を構築するなら見逃せません。

「ユーザーが多くなると混雑して速度が遅くなる」というのがWi-Fiを始めとするインターネットのデメリットなので、安定性を特に重要視するなら専用回線も選択肢に入りますよ。

容量制限がない

ホームルーターやモバイルルーターには利用できるデータ通信量の上限が決まっているものが多くあります。そのようなサービスを仕事で使っていると、「いつの間にか速度が極端に遅くなって何もできない」状況に陥ってしまうので注意してくださいね。

光回線なら容量制限がないので、通信制限に引っかかることはありません。予期せぬトラブルを防ぐためにも、メイン回線として使うWi-Fiなら「光回線+Wi-Fiルーター」がおすすめですよ。

バックアップとして別のWi-Fiを用意するなら「ホームルーター」

ホームルーターは、上記のように全ての区間が無線接続になっていることが特徴です。ただし、同じ無線といっても「デバイスからルーターまではWi-Fi接続」「ルーターから先はモバイル回線」という違いがあります。

この方法にもメリットがありますがメイン回線としては信頼性が低いため、バックアップ用のサブ回線を検討している場合におすすめですよ。

導入工事が不要

ホームルーターは、契約して専用のルーターを設置すればすぐに利用可能。光回線のように物理的な通信回線をオフィスや店舗に引き込む必要はありません。そのため、面倒な工事をせずにスムーズに導入していただけます。

光回線の障害に影響されない

先程ご紹介した図からも分かる通り、アクセスに光回線を使用しません。そのため、光回線に何らかの障害が発生したときのバックアップとしてとてもおすすめですよ。

オフィスや店舗に引き込んでいる光回線が切れてしまった、貸与されているONUが壊れてしまったというときでも影響はありません。

外出時に使う必要があるなら「モバイルルーター」

モバイルルーターの仕組みはこの図の通りで、基本的な仕組みは先程ご紹介したホームルーターと一緒です。

「モバイル」という名がついている通り、モバイルルーターは持ち出して使うことを前提としており、携帯性に優れた小型のルーターです。ストレスなく持ち運びできて便利に使えます。

「社内だけではなく社外でも使う必要があるんだけどどうしたらいい?」と迷っているならモバイルルーターをご検討ください!

取引先や営業先でも使える

「取引先で資料を見せるのに社内サーバーにアクセスしたい」など、取引先や営業先で突然インターネットに接続しなければならないことも。そんなときにモバイルルーターがあれば、すぐに取り出して使えます。「営業社員に持たせたい」というニーズにもピッタリです。

企業向けWi-Fiそれぞれのデメリットも知っておこう

ここまでで企業向けWi-Fiとして3つの方法をご紹介しましたが、それぞれの方法には見逃せないデメリットがあります。

「Wi-Fi環境を整備したのに思っていたのとは違った……」という後悔をしなくても済むように、事前にデメリットも把握した上で導入してくださいね。

光回線+Wi-Fiのデメリット

・工事に時間や費用がかかる
・オフィスや店舗の外では使えない

光回線+Wi-Fiのデメリットは上記の2つですが、外で使う用途がなければ大きなデメリットはありません。オフィスや店舗の中のみで使うWi-Fi環境を整備するなら、デメリットが少ない光回線+Wi-Fiがおすすめですよ。

ホームルーターのデメリット

・設置場所以外では使えないサービスがある
・容量制限があるサービスが多い
・通信が安定しにくく遅くなりやすい

ホームルーターは通信品質が低下しやすいだけでなく、ルーターを持ち出して別の場所で使えないような契約になっているものがあります。「無線なんだから適当に移動させて使おう」と考えている方は十分に注意してくださいね。

もちろん、サービスエリア内ならどこでも使えるサービスもありますよ。近くに複数の拠点があり、障害が発生したところに持っていってバックアップとして使おうと考えているなら、どこでも使えるサービスを選びましょう。

モバイルルーターのデメリット

・容量制限があるサービスが多い
・通信が安定しにくく遅くなりやすい
・あらかじめ充電する必要がある

モバイルルーターのデメリットは上記の通りで、回線品質に関するデメリットはホームルーターと同様です。外出先でも使いやすい反面、充電を忘れると使いたいときに使えない可能性があるので注意してくださいね。

「営業社員が戻ったらルーターを充電する」「その日の仕事が終わったら充電器に接続する」などのルールを作ることが大切になるでしょう。

企業向けWi-Fiで特におすすめなのは「光回線+Wi-Fiルーター」

それぞれの方法におけるメリット・デメリットを考慮すると、企業向けWi-Fiとして特におすすめなのは最初にご紹介した「光回線+Wi-Fiルーター」

速度も早く通信も安定、多くのデバイスを接続して使うことも可能なので、ビジネスユースにピッタリです。オフィスでも店舗でも、インターネットを使うなら安定して通信できることは大切な要素。

持ち出して使う必要がなく、メイン回線としての利用を考えているならぜひ「光回線+Wi-Fiルーター」をご検討ください。

イッツコムでは高速で安定した光回線を提供

「光回線+Wi-Fiルーター」を検討している方にとって重要なのは「安定していて速い光回線を選ぶこと」です。そこでおすすめなのがイッツコムの光回線!

イッツコムでは高品質な光回線をリーズナブルにご提供していますので、安定したWi-Fi環境を構築したいと考えているならぜひご相談ください。

最大速度2Gbpsで通常の回線より高速

イッツコムで提供している光回線の速度は下り最大2Gbpsで、一般的に主流になっている1Gbpsより高速です。ベストエフォートタイプのサービスなのでこの速度が出ることを保証するものではありませんが、大元の速度が速ければ実効速度も速くなりやすいのでおすすめですよ。

少しでも速く、安定した光回線を探している方に向いています。ただし、上り速度は最大1Gbpsなので注意してくださいね。

専用線による安定通信も提供

イッツコムでは他にも、自社で占有できる「専用線インターネット接続サービス」も提供中。こちらは最大速度1Gbpsですが、専用線なので他のユーザーの影響を受けることはありません。

「Wi-Fi環境を整備するのと同時にサーバーを安定して運用できる回線に切り替えたい」「大容量のデータを取り扱うから遅くなっては困る」と考えているなら、こちらもおすすめですよ。

オプションで機器の調達から運用までを依頼できる

「機器の調達や運用が面倒だ」と思っている方もいるでしょう。
そこでオススメなサービスが「マネージドルーターサービス」です。こちらのオプションを契約すると、イッツコム側で用意した機器をレンタルでご利用いただけます。機器の調達から運用までを一括して任せられるので、運用負担を軽減したいならこちらもご検討ください。

まとめ

大容量データを取り扱う機会が多かったり業務上インターネットに接続する機器が多かったりするなら、企業向けのWi-Fiを導入しましょう。他にも、店舗で利用客向けにWi-Fi環境を提供したいと考えている方にもおすすめです。

Wi-Fi環境を整備する方法はさまざまですが、その中でも最適なのが「光回線+Wi-Fiルーター」。この方法なら高速で安定していて快適なWi-Fi環境を社内でご利用いただけます。

イッツコムでは高速でリーズナブルな光回線を提供していますので、社内のWi-Fi環境を改善したいと考えているなら、ぜひ一度ご相談ください。

イッツコムでは他にもさまざまなビジネス向けサービスを提供中。総合的に業務環境を改善したい方も徹底サポートします!