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テレワークでVPNはセキュリティ確保に欠かせない?見逃せないデメリットも

こんにちは!イッツコムの菅です!

テレワークで働いている方の中には、「毎日VPNを使っているよ!」という方もいませんか?しかしVPNを使っていると「なんかあまり快適に接続できない」「速度が遅くてイライラする」ということが起こりがちではないでしょうか。

そこでこの記事では、テレワークでVPNを使う主な理由や注意すべきポイントなどをチェックしていきます。「VPNが何のためにあるのか分からない」「ストレスを感じるからなんとかしたい」と思っている方も必見ですよ。

テレワークでVPNを使う最大の理由は「セキュリティ」

テレワークにおいてVPNを使う最大の理由は「セキュリティの確保」です。テレワークでは自宅やサテライトオフィスにいる社員がインターネットを介してさまざまなデータをやりとりしなければなりません。

誰でもアクセスできるインターネットを使うことから、通信経路に高いセキュリティを確保していなければ、情報漏えいにつながってしまうこともあるでしょう。情報漏えいが1度でも発生すれば企業は信用を失い、経営にも大きな影響を与えかねません。

そこで、通信経路のセキュリティを確保するために使われる仕組みがVPNです。VPNを使えばあくまでも仮想的にですが、アクセスするための専用経路を引けるため、高いセキュリティによって通信が出来ることとなります。

VPNは「ビジネスに必要なセキュリティを確保するために使うもの」と覚えておいてくださいね。

VPNにもいくつかの課題がある?

「VPNはセキュリティ確保に不可欠なもの」といっても、デメリットがないわけではありません。どんなサービスにもメリットとデメリットの両面がありますが、それはVPNでも同様です。

ここからは、VPNを利用するときに覚えておきたいデメリットをいくつかご紹介します。VPNは万能なものではないので、理解を深めるためにもぜひチェックしておいてくださいね。

なお、今回は多くのユーザーが利用している「インターネットVPN」を例にして解説します。「自分の会社でもインターネットVPNを採用しているよ!」という方は要チェックですよ。

回線速度が低下しやすい

VPNを使っていると「回線速度が遅くてストレスが溜まる」「大容量ファイルの送受信がなかなか終わらない」という状況に陥りがちです。実際、VPNを使うと普通にインターネットを使うのに比べて速度が低下する傾向があります。

VPN接続を利用すると、データは暗号化されるためにVPNサーバーという機器を通ります。VPNサーバーを通るときに暗号化・復号化が行われ、そのプロセスが通信速度に影響して遅くなってしまうのです。

他にも、単純にVPNサーバーが混雑していて遅くなっていることも考えられます。回線速度の低下はありがちなので、VPNを使うなら意識しておいてくださいね。

接続が安定しない

前述したデメリットと重なる部分もありますが、VPNサーバーによっては安定性が悪くて接続が切れやすくなることがあります。「プツプツ切れてしまう」「ファイル送信中に切れてやり直しになってしまった」という経験をした方もいるかもしれません。

VPNは普通のインターネット接続に比べて安定性が悪いので、このようなトラブルが起きるリスクを想定する必要があるでしょう。あまりに接続が安定しないと業務効率が大きく低下してしまうので、別の対処法を考えることをおすすめしますよ。

この記事ではVPNのデメリットを解消しつつセキュリティを確保する方法もご紹介しますので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね!

セキュリティが万全なわけではない

VPNはセキュリティのために使うものといっても、あくまでも仮想的な専用線です。一般的なVPN(インターネットVPN)ではインターネットを介することには代わりありません。そのため、どうしても外部から攻撃を受けるリスクがあります。

そもそもセキュリティに万全はないので、VPNを使っているからといって過信するのは禁物です。

VPNのデメリットを解消する閉域網アクセスサービス

「VPNは遅い」「VPNは安定しない」と不満に思っているなら、思い切ってVPNとは違うセキュアな通信環境への乗り換えも検討に値します。そこでご紹介する、VPNに代わるセキュアな通信環境とは、「閉域網アクセスサービス」です。

ここでは「閉域網アクセスサービス」の仕組みやセキュリティについて解説します。

インターネットから切り離されているので安全性が高い

閉域網とは読んで字のごとく、インターネットから切り離されている閉じたネットワークです。閉域網で完結する通信であれば、経路上でインターネットを経由することはないので外部から攻撃を受けることを防げます。

公衆網を経由するインターネットVPNと比べると安全なので、機密情報をやり取りする機会が多い業務におすすめです。

なお、広域イーサネットのように閉域網内にVPNを構築してLANのように使う方法もあります。

外部の影響を受けにくく接続が安定しやすい

閉域網はインターネット(公衆網)から物理的に切り離されているので、公衆網側が混雑していてもその影響を受けることはありません。そのため、「特定の時間帯になると混雑して極端に遅くなる」というトラブルを防げます。

現在インターネットVPNを使っていて速度低下に悩まされているなら、閉域網アクセスサービスに乗り換えることで解決できるかもしれませんよ!

閉域網アクセスサービスのご用命はイッツコムへ

ここまでの情報をチェックして、「閉域網って便利そうだな」と思った方もいませんか?しかし、閉域網アクセスサービスに興味があっても、これまで利用したことがなければどのように導入すればいいのか分からないもの。

もし、「閉域網アクセスサービスについてもっと詳しく知りたい」「自社のニーズにマッチするなら導入したい」と思っているなら、ぜひイッツコムにご相談くださいませ。

イッツコムでは、「モバイル閉域接続」という専用SIMを使用した閉域網アクセスサービスを提供しています。テレワーク環境にもぴったりなサービスですので、ぜひご検討ください。

ではこれから、イッツコムが提供するモバイル閉域接続の特徴を詳しくご紹介します。

NTTドコモとイッツコムの閉域網を活用

モバイル閉域接続では、企業様のネットワークをイッツコムの閉域網に接続し、インターネットを介さずに通信できる環境を構築します。

通信環境はNTTドコモの閉域網に接続されているので、テレワーク中の社員は専用SIMを使用してNTTドコモの閉域網にアクセスします。そして閉域網同士を接続してテレワーク中の社員から社内ネットワークまでの経路を確立しているので、インターネットを経由する区間はありません。

そのため、外部から攻撃を受けるリスクを大幅に減らし、個人情報や機密情報などの漏れては困る情報を安全にやり取りできます。

テレワークに最適

モバイル閉域接続はテレワーク環境と社内ネットワークを物理的な専用線でつなぐものではありません。NTTドコモが提供する専用SIMを使った無線通信なので、テレワーク中の社員は特別な回線を引かずに利用できます。

テレワークでは自宅やサテライトオフィス、シェアオフィスなどさまざまな場所で業務を行います。そのため、物理的に回線を引く必要がないモバイル閉域接続はとても便利ですよ。

イッツコムではニーズに合ったモバイル閉域接続の利用方法をご提案しています。「便利そうだけど自社の使い方に合っているか判断できない」とお考えの方も、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

社内のセキュリティポリシーを適用可能

モバイル閉域接続をご利用いただくと、テレワーク中の社員にも社内のセキュリティポリシーを適用できます。

・テレワーク中の社員がインターネットを使うときに社内LANを経由させる
・アクセスログを取得する
など

在宅勤務中の社員がインターネットを使うときに社内LANを使うということは、社内LANのセキュリティ設定が適用されることとなります。そのため、各社員が用意した自前の回線(自宅の光回線やポケットWi-Fiなど)でインターネットを使うことに比べると安全になるでしょう。

イッツコムではセキュリティを確保する別のツールも提供

テレワークで使う通信環境のセキュリティを高めるのはとても大切ですが、データ管理面のセキュリティも見逃せません。テレワークでは社員に資料を配布したり、完成したものを回収したりするなど、ファイルのやりとりが頻繁に発生します。

当然ながら、やり取りするデータは安全に保管・管理しておかなければならないため、テレワーク環境ではセキュリティと利便性を兼ね備えた仕組みが不可欠です。この仕組みを実現するサービスとして、ビジネス向けクラウドストレージ「box」が注目されています。

boxはアクセス権限を細かく設定でき、ログ管理機能も充実しているのでテレワークでも安心してご利用いただけます。またマルチデバイス対応なので、テレワーク中の社員や外出している営業社員でも、スマホやタブレットなどを用いて社内データに安全にアクセスできます。

複数メンバーで同時に編集したり、スケジュールを管理したりする機能など、「こんな機能があるといいのに」と思う機能をしっかり搭載している点もイチオシのポイントです。

データの保存ややりとりに課題を感じていらっしゃる企業様は、イッツコムにご相談ください。導入をサポートいたします。

まとめ

テレワークではセキュリティを確保するために、VPNを使うことがよくあります。しかし、VPNは速度が低下しやすかったり不安定になったりするなどのデメリットがある点は見逃せません。

そこでおすすめなのが閉域網アクセスサービス。イッツコムでは「モバイル閉域接続」という専用SIMを使った閉域網アクセスサービスを提供していますので、ぜひご利用ください。

他にも、ビジネス向けのセキュアなクラウドストレージであるboxもおすすめですよ。イッツコムではこれらのビジネス向けサービスの導入をお客さまのビジネスに合わせて丁寧にサポートいたします。テレワークでお困りのことはお気軽にご相談ください。