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防災インタビューVol.14

楽しく儲かる震災対策

放送月:2004年4月
公開月:2007年9月

安井 潤一郎 氏

NPO東京いのちのポータルサイト理事長、早稲田商店会長

地域内交流をめざして

震災疎開パッケージは、地域間交流ですが、本当に我々がやりたいのは、「地域内交流」です。いくら長野の、新潟の、北海道のお仲間が我々と連携を取ったとしても、震災時に我々の街を助けに来ることはありえません。早稲田の街を助けるのは、早稲田の人たちです。ですから、我々が本当にやりたいのは、地域内交流です。「環境の街、早稲田」でスタートして、環境活動でも、震災対策でも、高齢者対策でも、障害者対策でも、何でもいいので、いろいろな切り口を街が持つことによって、いろいろな皆さんに参加してほしいと思います。我々はいろいろな活動を通じて、早稲田を昔ながらの、住んでいてよかった、住み続けてよかった、ここいいよねという地域にしたいと思います。それにはやはり地域内交流が必要です。地域間交流から出た地域内交流、これが今、早稲田の街で動き出しています。

アトム通貨式典

早稲田のお隣は、高田馬場ですが、2003年4月7日、高田馬場の科学省で、鉄腕アトムが生まれたということになっているんです。ですから、実は今日ちょうど高田馬場の駅前では、にぎやかなアトム祭りをやっています。そして、今年初めてこのアトムをテーマにして、地域マネー、地域通貨、エコマネーの企画が、今、動き出しています。エコマネーは、なにか良いことをすればもらえますが、今ならば、やはり子どもの安全と安心ということが重要です。小学校や、幼稚園の登下校のときに、街のお年寄りの皆さんに、ボランティアとして、この活動に参加してもらい、この地域通貨エコマネーを、お年寄りの皆さんにお渡しして、それが商店会に戻ってくるというしくみです。我々商店会は、これを使ってくれると、「街づくりにご協力いただいてありがとうございます」というところからスタートしようと思っています。いまでは、たくさんの方が、鉄腕アトムのキャラクターがついた腕章をつけて、胸を張って登下校の同行をしています。これも、我々の、震災対策、環境活動などの、いろいろな切り口の中から出てきたことだと思っています。

アトム通貨は、早稲田大学ボランティアセンターに、事務局役を務めていたき、商店会、地域、大学、そして町の中の敬老会、みんなが一緒になってもりたてていきたいと思います。スポンサーもつきまして、地域通貨で一番問題だった、換金のパーセンテージも100%でできるということですから、早稲田の街は大喜びです。

※今回のインタビュー記事は、「FM salus」が過去に放送した「サロン・ド・防災」の内容を、一部改定して掲載しています。

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