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防災インタビューVol.44

災害から一人ひとりの命と暮らしを守るために できることから始めよう!

放送月:2008年10月
公開月:2010年2月

浦野 愛 氏

レスキューストックヤード理事

プロフィール

私は名古屋で、NPO法人レスキューストックヤードの常務理事をしています。私たちの団体は、災害が起こると被災現場に出向き、全国から駆け付けてくるボランティアさんと一緒に、地域の方々の一日も早い復旧・復興のために支援活動を行っています。平常時は被災地での学びをまだ災害を経験していない地域に伝え、次の災害に備えた地域防災力向上のためのお手伝いをしています。

私がこのような活動を始めるきっかけになったのは、今から16年前の阪神・淡路大震災でした。その当時は約130万人といわれるボランティアが全国から駆け付け、被災地の復興支援に当たっていました。そんな中で、私が初めて現場に行ったのは、皆さんが避難所から仮設住宅に移られた時期でした。1995年4月に名古屋市にある同朋大学に入学した私は、同じ時期に学内に発足した被災者支援のサークルに入ったばかりでした。ボランティア活動さえもほとんどしたことがなく、何ができるかも分からないまま現場に入ったことを昨日のことのように覚えています。被災された皆さんは、仮設住宅に移られたばかりで初めての場所に住む戸惑いや、家族を失った悲しみを抱える方もいて沢山の方々が先の見えない生活に思い悩んでいらっしゃいました。私たちはこのような方々が少しでもほっとできる場づくりの一つとして、仮設住宅の集会場でお茶会をやらせてもらいました。

このような活動を通して学んだことは、物やお金ももちろん大事ではありますが、いつも被災された方々の傍らに人が寄り添い、その人の思いにただひたすら耳を傾けることも大切な支援の一つの形であるということでした。ここでの気付きが、今もこの活動を続けている大きな原動力になっています。

ボランティア活動のきっかけ

阪神・淡路大震災が起こった当時、テレビを見ていただけではそこに私たちができる事があるとは全く思いつきませんでした。しかし、大学の先輩たちが開催した神戸でのボランティア活動報告会を聞いて、その考えが変わりました。同じ年代の人が困っている人のために悩みながらも、自分たちで創意工夫して自らの活動を見つけ、最終的には被災者の皆さんの笑顔を生んでいたという事実に触れたときに、「ひょっとしたら自分にも何か力になれることがあるかもしれない」と思いました。先輩たちの行動が私の背中を押してくれたのです。

私にとっての被災地のイメージは、がれきがいっぱいで打ちひしがれている人がたくさんいるというものでした。最初はとても怖かったのですが、実際に現場に行ってみると、被災された方々の中に沢山の笑顔が見えました。きっと笑顔の裏には苦しみや悲しみなどいろいろな思いを抱えていらっしゃったことと思いますが、それも全てひっくるめて、頑張って生きていかなければならないと思っていらっしゃる方が多いと感じました。被災地というと何か陰の部分、暗い部分ばかりがイメージとしてありますが、そこでふんばって頑張っている人たちがいるということも、もっと多くの人たちに知ってもらいたいと思ったのです。

※今回のインタビュー記事は、東急電鉄の協力のもと、「FM salus」が過去に放送した『東急建設 presents 「サロン・ド・防災」』の内容を、一部改定して掲載しています。