防災タウンページの配布
防災タウンページは、タウンページと同梱で、ビニールパッケージに入った形でご家庭にお届けしており、2018年度には全国で約6300万部発行しています。防災タウンページは、2015年から配布を始めましたが、防災情報は貴重な情報なので、ぜひ皆さんにお届けしたいということで、2016年の6月から順次エリアを広げて発行しておりまして、2019年4月をもって全国全てのお宅、事業所へお配りしたことになります。
実際に全国の9つの発行エリアにおいて、それぞれの発行の周期ごとにお届けしています。従来、これまでのタウンページというのはNTT回線のあるお宅にしかお配りしておりませんでしたが、近年、携帯電話の普及によって固定電話の回線が非常に減少して発行部数も減少してきておりました。私たちのタウンページというのは、広告モデルでもありますので、発行部数の減少は、広告収入にも非常に影響が出てきました。また、タウンページは、黄色と黒の表紙の印象が強く、電話帳としての知名度はあるのですが、実際に活用していただいたという声はちょっと少ないことと、タウンページをビニールの袋に入れてお届けしているのですが、どうすれば、このビニールの袋を破っていただいて、中の情報をお伝えすることができるかということを悩む中で、全ての人に伝えたい情報である防災情報の掲載に着目したことが、防災タウンページを発行するきっかけとなりました。
防災タウンページの地域ごとの取り組みとして、防災情報はもちろんですが、防災に合わせた形で「防災と医療」「防災と防犯」ということも取り上げています。例えば防犯でいうと、特に「詐欺に注意喚起をする」ということで、警察と連携を図った形で特集を組んで、「防災プラス防犯」という冊子を作ったり、地域ごとに中身も少し変えた形で防災タウンページを発行しております。基本はあくまでも防災情報であり、防災タウンページがメインなのですが、地域によっては行政や警察との連携の中で、このような冊子も出てきています。
繰り返しますが、各エリアごとに発行時期は違いますが、この防災タウンページは、タウンページと同梱でビニールに包んで各家庭にお届けし、2019年4月をもって、全国の全てのお宅、事業所の方にお届けいたしました。これには、お住まいのエリアの避難所マップや防災情報、公衆電話の位置なども見やすく掲載されていますので、ぜひご確認いただき、ビニールを破って、中味を見ていただければと思います。
