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防災インタビューVol.168

「地区防災計画」から始める防災への備え

放送月:2019年9月
公開月:2020年11月

早川 直喜 氏

札幌市危機管理対策室
地域防災担当係長

FMサルースで放送された音源をお聞きいただけます。

プロフィール

私は、札幌市役所の危機管理対策室で地域防災担当係長をして3年目になります。危機管理対策室では、自主防災組織、町内会の防災活動の支援をしたり、防災に関するパンフレットなどを作成して防災の普及啓発を行っています。また、地区防災計画を地域の方々に作ってもらうというような仕事もしています。

最初に市役所に入った時には、水道局の総務課に配属されて、水道の広報広聴に携わりました。その後、南区役所の地域振興課に移動して、町内会やまちづくりの活動をする中で、防災に深く関わってきました。その次には下水道に関する仕事をして、災害が起こった際のトイレ問題について考えることで、日頃あまり実感のない下水道の大切さを理解してもらうように努めました。このように、防災が常に仕事のどこかに関わっていました。その後1年間、こども未来局で若者支援、いわゆるひきこもり対策を経て、その後豊平区で地域安全担当として、防災や交通安全、防犯などや熊などの出没に備えた野生動物対策を3年間やってから、本庁の危機管理対策室に異動しましたので、振り返るとほぼ防災が常に身近にあるような仕事をしてきています。

北海道胆振東部地震

2018年9月6日、朝3時7分に北海道胆振東部地震が起こりました。厚真町などで大きな被害が発生した地震で、札幌市でも東区で震度6弱を記録しました。清田区里塚地区という所では大規模な地滑りのような液状化が起きて、多くの方々が家をなくして、今も生活に苦労されています。

実は、この前日の9月5日に札幌に台風が来て、危機管理対策室では全員に参集が掛かり、その対応を終えて夜9時から10時くらいに解散になりましたが、その日は1日災害対策をしていたため、普段の仕事ができていなかったので、2時間くらい仕事をしてから家に戻って寝たとたんに、常日頃枕元に置いてある携帯電話の緊急地震速報が鳴りました。画面にはすでに震度7の地震が北海道で発生していることが示されていたのですが、本当に寝ぼけていると適切な対応が取れないもので、何もできないうちに揺れが始まってしまったという状況でした。テレビで速報を見ながら、「市役所に行かないといけないかな」と思いながら着替えていたときに、突然電気が消えてブラックアウトしてしまいました。

前日の台風の時にもすぐに職場に行かなければということで、タクシーを呼んだのですが、家の近くの街路樹がバタバタ倒れており、その倒木で車が通れなくて、「反対車線側をバックで登ってきたんです」とタクシーの運転手さんが言うぐらいの状況でしたので、今回はタクシーではなく車で行くことにしました。ただ、その当時は被害がそんなに大きいという認識はなく、何キロか離れた所に妻の実家があるので、その安否確認がてら走って行き、安全を確かめてから実家の車を借りて市役所に向かいました。街の中は真っ暗で、大きな交差点の信号はついていたのですが、その他の信号はついていない状況で真っ暗な中を運転していきましたが、停電しているコンビニにたくさんの人が並んでいる状況がすでに発生していました。

※今回のインタビュー記事は、東急電鉄の協力のもと、「FM salus」が過去に放送した『東急建設 presents 「サロン・ド・防災」』の内容を、一部改定して掲載しています。